米CodeWeaversは3月2日(現地時間)、MacまたはLinux PC上でWindowsアプリケーションを動作させる互換レイヤーソフトの最新版「CrossOver 9.0」を発表した。

v9.0のコードベースはWine 1.1.34で、これには7,578件のパッチが含まれる。インストール・プロセスが根本から見直され、新ユーザーインターフェイスでは1つのスクリーンからシングルクリックで素速くWindowsアプリケーションを導入可能。またCrossOverユーザーのWindowsアプリケーションのインストール成功例が収められたオンライン互換データベースにアクセスしてインストレーション・レシピを直接ダウンロード入手できるようになった。新たにWord ClipartやExcelのマクロに対応、Internet Explorerの動作が改善した。

CrossOver Macのセットアップおよびコンフィギュレーション画面

対応環境は「CrossOver Mac」がMac OS Xで動作するIntel製CPUを搭載したMac。「CrossOver Linux」は、Ubuntu 8.04/9.10、Red Hat Enterprise Linux Workstation 4/5、openSUSE 10.2/11.x、Fedora Core 11/12、Debian Stable、Mint 7、CentOS 5.3など。同社オンラインストアでの価格はスタンダード版が39.95USドル、プロ版が69.95USドルとなっている。