米IntelエグゼクティブバイスプレジデントでIntel Architecture Group (IAG)部門ジェネラルマネージャのSean Maloney氏が脳卒中で倒れ、病気療養のために今後数ヶ月以上にわたって業務を離れる予定であることが3月1日(現地時間)にわかった。

IDF 2009で最新プロセッサのロードマップや事例について紹介するSean Maloney氏

Maloney氏は2009年9月の大幅組織改編以降、同社中核組織の事実上のトップに就任している。複数の報道によれば、同氏が自宅で脳卒中を引き起こしたのは先週末のことで、すでに全快の見通しが立っているようだ。一方で通常業務に戻るための回復にはまだ時間がかかるとしており、今後数カ月以上にわたって病気療養に専念する予定だという。同氏不在中のIAGの統括は、同じくエグゼクティブバイスプレジデントでIAG部門ジェネラルマネージャのDadi Perlmutter氏が担当することになる。同社プレジデント兼CEOのPaul Otellini氏は「私が同氏の元を訪ねたら、ユーモアのセンスと仕事復帰への意欲で部屋が満ちあふれていた」と語っており、同氏の速やかな回復と復帰を祈るコメントを出している。

同社からPat Gelsinger氏が去って以降、最初のIDFとなった2009年では、Maloney氏がメインプレゼンターとしてイベントを率いていた。もし同氏の復帰に時間がかかる場合、今年の9月のIDFはどうなるのだろうか? 今年4月に中国の北京で開催されるIDFでは、キーノートスピーカーとしてDadi Perlmutter氏、ソフトウェア部門トップのRenee James氏、CTOのJustin Rattner氏が出席する予定だ。