ソフトバンクモバイルは1日、「S-1バトル」2月の月間チャンピオンの発表と表彰式、および「S-1 グランドチャンピオン2010」制作発表記者会見を行った。2月は応募総数226作品の中から4作品が決勝ステージに進出し、最終的になだぎ武の「警察24時」が月間チャンピオンに選ばれた。
昨年3月から始まったS-1バトルはこれで月間チャンピオン11組がすべて出揃い、戦いの場は19日に行われる最終決戦「グランドチャンピオン2010」に移される。大会の模様は日本テレビ系により全国に生放送され、1億円を手にする真のチャンピオンが決定される。
会見では日本テレビアナウンサーの藤井恒久が司会を勤め、2月の月間チャンピオンに輝いたなだぎ武に賞金の1,000万円と優勝トロフィーを贈った。R-1ぐらんぷりを連覇した経験もあるなだぎだが、「R-1は目の前にお客さんがいるので反応が分かるけど、S-1は映像作品なので少し不安があった」とコメントした。賞金1,000万円の使い道を聞かれると、「1,000万円分の小判を買って猫にでもあげます」と回答し、笑いを誘った。
続いて、舞台上には過去の月間チャンピオン10組(トータルテンボス、浅越ゴエ、NON STYLE、次長課長・河本準一、COWCOW・よし、TKO、千原ジュニア・ケンドーコバヤシ、中川家、陣内智則、タカアンドトシ)が登場。賞金1億円(のレプリカ)が舞台上に現れると、出演者たちから歓声があがった。
ここで、藤井アナからチャンピオン大会のルール説明があった。持ち時間は3分で、映像・漫才・コントなど何をしてもOK。A、B、Cの3ブロックの予選をして、勝ち残った3組による決勝戦でグランドチャンピオンが決まるという。投票は携帯電話から投票サイトにアクセスして行われるが、iPhoneや他キャリアからでも投票することが可能という。また、投票したユーザー10名に100万円が当たる特典も用意された。
会場ではA、B、Cブロックの組み合わせ抽選会が行われた。その結果、Aブロックは敗者復活枠の勝者、次長課長・河本準一、タカアンドトシ、浅越ゴエ、Bブロックは千原ジュニア・ケンドーコバヤシ、中川家、NON STYLE、トータルテンボス、CブロックはTKO、陣内智則、なだぎ武、COWCOW・よしに決まった。
予選の組み合わせが決定した後、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏から重大発表があった。それによると、今回のチャンピオン大会には「M-1グランプリ2009」チャンピオンのパンクブーブー、「キングオブコント2009」チャンピオンの東京03、「R-1グランプリ2010」チャンピオンのあべこうじも特別招待枠として参戦が決定したという。強力なライバルが増えることに、出演者たちも危機感を募らせていた。
最後に、記者からの質疑応答の時間となった。1億円の使い道は、の質問には「漫才で全国ツアーをやりたい」(中川家)、「2、3千人呼べる無料ライブをやりたい」(NON STYLE)、「東京に松竹の劇場を作りたい」(TKO)などの建設的な回答があった。また、決勝戦のネタについては「すでにいたずらを5つくらい仕掛けているので、その中から出せたら」(トータルテンボス)、「松竹の師匠をめちゃくちゃにしたろう思ってます」(TKO)、「コロッケさんに横に来ていただいて、ロボット五木ひろしさんをやってもらいたい」(なだぎ武)などの回答があった。