こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。
今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!
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今回ご紹介するのは、声の達人たちによる吹き替えや替え歌といった声芸動画の数々。元ネタを知っている方が楽しめるのは間違いありませんが、そうでなくても十分に満足できるだけのクオリティを持つ作品ばかりを厳選してみました。
まずはこちらから。
スターウォーズの登場人物がmixi中毒だったら……という設定で作られた嘘吹き替え動画。会話センスがきらりと光る傑作で、うp主(動画投稿者)の「hajitv」が一人二役で演じているというからまた凄い。
"1人50役"という衝撃のタイトル通り、モノマネの名人「たぴおか」がアムロ(ガンダム)、ラディッツ(ドラゴンボール)、工藤新一(名探偵コナン)、富竹(ひぐらしのなく頃に)など豊富なレパートリーを駆使して10分間歌い続けるカオスな動画。恐るべきは女性声であるはずの水銀燈(ローゼンメイデン)ですらそっくり演じていること。間違いなくニコニコ動画で屈指の芸達者といえるでしょう。
人気アニメ「マクロスF」の最終話の各台詞をエキサイト翻訳で一度韓国語に翻訳し、それを日本語に再翻訳したものを演じるという、ちょっと変わった吹き替えシリーズ。ツールで再翻訳された日本語は、なぜか元通りではなくちょっとおかしな台詞に変わってしまうのがこの動画のポイント。声だけではなく、効果音などもすべて後からフリー素材を貼り付けたものというから凄い。マクロスFを見たことがある人なら、絶対に見て損はしないと断言できる作品です。
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の名場面をうp主が関西弁で吹き替えたネタ動画。BGMや効果音が控えめなこともあり、まるでホットペッパーのCMのようなシュールな雰囲気を醸し出していて、元ネタを知らずともじわじわ笑えてきます。
歌い手としても活躍する「まお」が、フジテレビ「はねるのとびら」で人気のキャラクター「秋山森乃進」のモノマネをしながらゲームを実況する動画シリーズ。ホラーゲームの演出にびびりながら、あくまでもキャラを守ろうとする彼の涙ぐましい努力が何とも言えず笑いを誘います。
人気ボカロ曲「メルト」をまったく知らないという「LOLICOM」が、伴奏を聞いて想像でメロディをあててみたという動画。ニコニコ動画に親しんでいればいるほど、原曲とのギャップで笑えるはず。でもこっちはこっちで凄く良いメロディに仕上がっているので、何も知らずに聞くと全然違和感ないかも?
「LOLICOM」が考案した、この「1ミリも知らない○○を勝手にアフレコ(または歌う)」シリーズは今では「ミリしらシリーズ」と呼ばれ、ニコニコ動画での隠れた人気コンテンツとして知られています。
最後は、ここ最近ちょっとしたブームになっている「恋愛サーキュレーション」(アニメ『化物語』第10話のオープニングソング)という楽曲のモノマネ動画から、僕のお気に入りを2つ紹介したいと思います。
アニメ『ドラえもん』に登場するジャイアンになりきって「恋愛サーキュレーション」の替え歌を歌うという動画。ジャイアンといえば歌が下手なことで有名ですが、この動画のジャイアンは"綺麗なジャイアン"の方なのでご安心を。モノマネをしながら歌うのはかなり大変なはずですが、それを難なくやってのける安定感はさすが。また、動画内で踊っているジャイアンの3Dモデルは、もともとボーカロイド用に「樋口M」という人物が制作した無償の3DPV作成ツール「MikuMikuDance」で制作されたもの。歌はもちろん、ジャイアンのシュールなダンスにもぜひ注目して見てください。
同じく『ドラえもん』から、ドラえもんの声で恋愛サーキュレーションを歌った動画。ドラえもんの特徴的な声をうまく捉えており、特に合間に挿入されている台詞は本物そっくり!
──以上、ニコニコ動画で活躍する声の達人たちのご紹介でした。
勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ
1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。
(タイトルイラスト:3P3P) ※本コラムで紹介している動画は、作者やサイトなどの都合により削除されることもあります。あらかじめご了承ください。