俳優・小栗旬の初監督映画『シュアリー・サムデイ』が25日、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010」にてオープニング上映され、小栗を始め、小出恵介、小西真奈美らキャストが舞台挨拶を行った。
小栗旬自らが脚本家に原案を持ち込み、構想4年、製作1年をかけて制作された本作。高校の文化祭が中止になったことへの抗議として、狂言の学校爆破騒ぎを起こしたバンド仲間のタクミ(小出恵介)、キョウヘイ(勝地涼)、シュウト(綾野剛)、カズオ(鈴木亮平)、ユウキ(ムロツヨシ)の5人。しかし、仲間の1人が本物の爆弾を仕掛けたことから、実際に大爆発を起こしてしまう。その事件から3年後、責任をとって高校を中退し行き詰った生活を送っていた5人は、彼らが起こした騒ぎが、タクミの初恋の女性(小西真奈美)の人生を狂わせてしまっていたことを知る……というもの。アクション、サスペンス、サプライズ溢れる、スタイリッシュな青春群像ストーリーとなっている。
本作で監督デビューを果たした小栗は、「今の自分を全部詰め込んだ映画です」と作品を紹介。この日の上映開始時間が夕方18時と夕食時であったことから、「丁度お腹のすく時間ですが、お腹一杯になる作品だと思いますので、お腹一杯にしてください! 」と、冗談も交えながら笑顔で本作をアピールした。
一昨年にも『僕の彼女はサイボーグ』で同映画祭に参加している小出は「懐かしいです」と舞台に立った感想を。また、本作の撮影時を振り返り「昨年の夏に撮影したんですが、突っ走った感じの作品です。この映画祭の勢いをかいつまんだ感じ」と作品の勢いを強調。一方、ワンショルダーのセクシーな衣装姿で登壇した小西は「寒いかと思って最初はひるみましたが、みなさんの温かい歓迎で心も体も熱いくらいになりました」と観客に感動を伝えていた。
『シュアリー・サムデイ』は7月17日より全国ロードショー。
(C)2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会