26日に公開される神話ファンタジー映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のジャパンプレミアが22日、都内にて行われ、日本語吹替え版で声優を務めた女優・木村佳乃や稲葉友が、来日したクリス・コロンバス監督と主演のローガン・ラーマンとともに登場した。

木村は、本作CMのメドゥーサのセリフ「石にな~れ」が「私の声だと言っても誰も信じてくれない」と嘆いた

映画『ハリー・ポッター』シリーズを手掛けてきたコロンバス監督が放つ、最新ファンタジー映画である本作。冴えない高校生パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン / 声 : 稲葉友)は、ある日突然、自分が神と人間のハーフ"デミゴッド"であることが判明し、人生が一転。母親を攫われた上に、「ゼウスの稲妻」を盗んだという濡れ衣を着せられたパーシーは、疑いを晴らし母親を助け出すため、神々や恐ろしいクリーチャーたちに立ち向かう……。

本作の日本語吹替え版で妖女メドゥーサの声を演じている木村は「メドゥーサをイメージして、強そうな洋服を選んできました」という黒のミニドレスで登場。木村は実写の吹替えは初めてとのことで、「結構難しかったです。日本語なので英語とは文法もしゃべる感じも違うので、イメージを崩さないように、そして、凄味が出せるように、クタクタになるくらい頑張りました」と、収録での苦労を語った。

本作のプロデューサーであるマイケル・バーナサンにエスコートされてレッドカーペットに登場した木村(写真左)。途中で主演のラーマンに流暢な英語で話しかけるといった場面もあった

また、コロンバス監督とは、この日が初対面だったと言う木村。本作について「まだ完成版は拝見していなくて、白黒のバージョンを見たんですが、映画からはNo.1、No.2と続いていく印象を受けました。大人も子供も楽しめる映画だと思います」と感想を語り、「続編で東洋人の役があれば、是非オーディションを受けさせてください」と監督に自身をアピールした。これに監督は「お会いしたからには出演していただきたいですね」と木村の起用に意欲的な様子で、「メドゥーサは3人姉妹ですから、まだ2人いますのでチャンスはありますよ」と役柄まで提案してみせた。

今回が初来日となるコロンバス監督は、「コンバンワ。ニホンダイスキー! エイガ、タノシンデクダサーイ」と、観客に向かって日本語で挨拶した

ラーマンは、コロンバス監督について「映画作りのプロセスに俳優を引きずりこんでくれるんだ」と話し、「(製作中は)次の日起きて仕事ができるのが毎日楽しみだったよ」と語った

第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリに輝いた稲葉友は、今回の声優(パーシー・ジャクソン役)としての仕事が芸能界初仕事だという

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は2月26日、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

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