結婚しても不思議なほど強いのが母娘の絆。朝日大学マーケティング研究所がまとめた「既婚者が受ける親からの援助に関するマーケティングデータ」によると、30代既婚女性の2人に1人が週1回以上自分の母親に電話し、20代既婚女性の6割が週に1回以上母親にメールしているという。

同データは、昨年7月31日~8月4日に、首都圏在住の20歳~49歳の既婚男女を対象に実施し、その結果をまとめたもの。「自分の親への電話・メールの頻度」を聞いたところ、自分の父に月1回程度以上電話するとした人は37.4%(「週1回以上」は7.5%)だったのに対し、母に月1回程度以上電話するとした人は66.3%(「週1回以上」は25.2%)と高くなっている。また、自分の母に「週1回以上」電話する20代男性が9.1%だったのに対し、20代女性では32.3%となるなど、全体に男性より女性の方が自分の親にマメに電話しているようだ。特に「密」なのが母娘間の連絡。「週1回以上」自分の母に電話している女性は、20代で32.2%、30代で49.1%、40代で24.0%となっており、30代妻では2人に1人が週に1回以上母親と電話しているということになる。

メールの頻度についての調査結果をみても、やはり夫より妻の方がよく利用しており、その相手は父親より母親の場合が多いという傾向がみられた。特に20代女性では「週1回以上」自分の母にメールしていると回答した人は64.5%に上り、30代女性の35.1%、40代女性の13.5%を大きく上回った。男性でも同様の傾向がみられ、若い世代では親とのコミュニケーションでも「電話よりメール」という時代になってきているようだ。