2月20日公開の映画『人間失格』のプレミアムナイト舞台挨拶が19日、東京・豊洲のユナイテッドシネマで行われ、生田斗真、伊勢谷友介、石原さとみ、小池栄子らが出席した。

前列左から石橋蓮司、大楠道代、伊勢谷友介、後列左から坂井真紀、石原さとみ

同作は、1948年に発表された太宰治の同名小説の映画化作品。繊細で独特の感性から世間とうまくなじめない青年(生田)が、美しい容姿と魅力で異性から同性をも魅了する反面、不安や迷い、孤独感を抱え続け、破滅に向かっていく姿を切なく美しく描く。

前列左から三田佳子、室井滋、後列左から小池栄子、荒戸源次郎監督

同作が銀幕デビュー作となった生田斗真は「上映後の舞台挨拶は初めて。僕自身、明日の公開が本当に待ち遠しいです。一人でも多くの方に観て頂きたいですね」と挨拶。生田演じる大庭葉蔵の結婚相手・良子役を演じた石原さとみは「原作では描かれていない良子の本能を、目で表現してみました。斗真ワールド全開です! この映画に携われて本当に嬉しかった」と笑顔を見せた。

舞台挨拶の最後は生田が締めくくるはずだったが、感極まって思わず号泣する場面も。「すみません……。本当に幸せです」と生田が泣き崩れるが、「頑張れ~」というファンからの温かい声援で気を取り直し、「(公開は)まだこれからなんですからね(笑)。まだ小説を読まれたことのない方が、この映画を観ることで原作を手に取って頂ければ嬉しいです」と最後はしっかりと締めくくっていた。