米Hewlett-Packard (HP)は19日(米国時間)、現在米カリフォルニア州アナハイムで開催されているPMA 2010においてタッチスクリーンを採用したコンパクトデジタルカメラとビデオカメラ新機種をそれぞれ2種類ずつ発表した。このほか、5種類のデジカメも発表しており、同社製品ラインナップを一気に拡充している。

エントリーモデルの「HP CW450t」

今回発表されたのはコンパクトデジカメ5種類にビデオカメラ3種類の計8種類。最大5倍の光学ズームや複数の筐体色をサポートする。特に同社がフィーチャーしているのはタッチスクリーン採用のモデル「CW450t」と「PW460t」で、それぞれ2.7インチまたは3インチのタッチ操作対応LCDを備え、最大4倍の光学ズームに対応する。

コンパクトデジカメの新機能としては25種類のシーン撮影モードが挙げられる。シーン撮影を選ぶと液晶画面上にオートモードの画像と特定のシーンの画像の2種類が現れ、現在撮影しようとしている画像がシーンを切り替えることでどのような仕上がりになるかが一目でわかる。 また撮影可能なシーンが多数あることで、例えば"雪景色"の場合には光量を落として雪の綺麗な質感を出せるなど、細かい指定が可能になる。

メモリカードはSD/SDHCの最大32GBをサポートし、従来と比較して撮影間のレスポンスタイムも縮小されているという。CW450tは青とワインレッドの2色で109ドル、PW460tはピンクとダークグレーで149ドルの価格を想定している。

またタッチパネル採用のビデオカメラとしては「V5061u」と「V5560u」の2種類が用意されている。どちらも3インチのタッチ操作対応液晶を搭載し、1,080pのHD動画撮影が可能。V5560uは光学5倍ズームに対応し、リチウムイオンバッテリを採用。V5061uの特徴としてはデュアルSD/SDHCカードスロットを搭載してストレージ容量を増やしているほか、リチウムイオンバッテリが切れた際に、AAサイズ(単3)電池を流用することが可能。価格はV5560uとV5061uでそれぞれ199ドルと169ドルを予定している。