マネックスFXは18日、現在提供中のアクティブトレーダー向けFXトレーディングツール『マネックスJoo(ジョー)』を25日(予定)にバージョンアップするとともに、プログラム売買を可能とする独自のインタフェース機能を新たに搭載すると発表した。
「マネックスJoo」は、マネックスグループの子会社であるトレード・サイエンスが開発し、マネックスFXの顧客に提供するトレーディングツール。「アクティブトレーダーにより使いやすい環境を提供するべく、顧客の声を反映して独自に開発を進めた」としており、2009年8月にサービスを開始した。
今回マネックスFXでは、マネックスJooを25日にバージョンアップする予定。プログラム売買を可能とする独自のインタフェース「マネックスJoo トレーディングAPI」を新たに搭載。同インタフェースは、トレード・サイエンスにより独自に開発され、発注や注文照会などの動作を自動的に行うプログラムを開発するための環境を提供する。
顧客が自らの希望にあったプログラムを「Excel VBA」「C#」「Visual Basic」のいずれかで作成することによって、プログラム売買や注文の自動照会などが可能になる。例えば、複数通貨の価格を定期的に取得し、希望価格に達した場合に注文や決済を繰り返し行うなど、顧客の自由な発想でプログラムを作成できる。この機能を利用することにより、「イフダン注文をはじめとした、従来の注文種別では実現できなかった柔軟で素早い発注が可能になる」(マネックスFX)。
バージョンアップではそのほか、リアルタイムチャート画面に保有ポジションと注文状況を表すアイコンを表示する機能を搭載。アイコンをドラッグ&ドロップすることで、建玉の決済や注文の訂正・取消が可能となる。
また、テクニカル指標によるシグナル(ゴールデンクロスなど)を知らせる機能のほか、複数の通貨ペアの新規ストリーミング注文画面を一つのウィンドウに並べられる「マルチストリーミング機能」も搭載。さらに、期間を指定して、過去のチャートを呼び出すことができる「ヒストリカルチャート機能」や、好みのレイアウトを保存、呼び出すことができる「マイレイアウト機能」を搭載している。
「マネックスJoo」は、マネックスFXに口座を持つ顧客が利用できる。