ドラマ・映画化された『赤い糸』(2008年)で等身大の女子高生を演じ、注目を集めた女優・南沢奈央。3月8日より配信されるau携帯電話向けLISMOオリジナルドラマ第11弾『Hello Goodbye』に出演する彼女が、本作への思いや卒業の思い出などを語った。
南沢奈央(みなみさわ なお) |
映画『ソラニン』の三木孝浩監督が手がける本作は、高校3年生の岡田莉子(南沢)を中心に、卒業を迎えた高校生達の最後の思い出が描かれる青春ストーリー。「台本を読んでキュンとしてしまいました」と言う南沢は、自ら演じる莉子について「どこにでもいそうな、明るい素朴な女の子。文学少女っぽいところもあって、私とも近いかなと思っています」。自らの高校時代については、「スポーツ好きで部活動もしていて、ケガすることもしばしば。でも部活がない時は必ず図書室に行って本を読んでいました。とにかく学校自体が好きで、放課後もよく残っていましたね」と懐かしそうに話した。
卒業がテーマの本作にちなみ、彼女自身の卒業にまつわるエピソードを聞くと、「中学生の頃、憧れの先輩がいたんです。結局話しかけることもできなかったけど……」。だが先輩の存在が、彼女にとって転機にもなったようで、「当時私はメガネをかけていて、それがコンプレックスで。先輩の卒業式で、メガネをかけずに先輩の姿を見たいと思ったのがきっかけで、コンタクトレンズに替えたんですよ」と照れながら話す場面も。
学生時代に思い残したこともあるそうで、「制服でカラオケに行ったり、プリクラを撮ったりしなかったことに、卒業してから気づいて。今回のドラマでは制服でカラオケに行くシーンもあるので、楽しみにしていたんですよ」。普段はあまりカラオケに行かないという彼女だが、「高校の卒業式の後、みんなでカラオケに行きました。その時は高校の合唱コンクールで歌った『空も飛べるはず』(スピッツ)をみんなで大合唱。あれは青春って感じでしたね(笑)」と振り返った。
今年成人を迎える彼女に「これから卒業したいこと」を聞くと、「すっぴんの生活を卒業したい(笑)」との答えが。「大学生になって、周りの女の子達がメイクしているのにびっくりしました。私はいまだに自分でメイクできなくて。20歳になるので化粧の仕方を覚えて、大人の女性になりたいですね」と素朴な一面ものぞかせた。
本作には南沢をはじめ、市川知宏(2009年ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリ)、足立梨花(2007年ホリプロタレントスカウト)など今後の活躍が期待される若手俳優達が出演。「普段は人見知りだけど、現場が明るい雰囲気で(共演者達と)すぐに打ち解けられました」と話す南沢は、「じつは市川君が、私の弟にすごく似ているんですよ。もちろん市川君ほどかっこよくないけど、雰囲気が似ていて親しみやすいです」と意外な事実も。「(南沢が演じる)莉子は幼なじみとの間に微妙な距離感があるけど、最後の最後でお互いに素直になれる部分があります。そこが一番キュンとくると思うので楽しみにしてください」と本作をアピールした。
LISMOオリジナルドラマ『Hello Goodbye』(全4話)は、3月8日より毎週月曜日に配信。au携帯電話やPCからアクセス可能で、情報料は無料となっている。