デビュー10年以下の若手芸人を対象とした『第40回NHK上方漫才コンテスト』(NHK総合 本選は3月5日19:30より生放送 ※関西地域のみ)の本選に出場する6組が10日、NHK大阪放送局で発表された。

『第40回NHK上方漫才コンテスト』本選に出場を決めたダイアン、モンスターエンジンら6組

1月末に行われた予選会(エントリー数117組)を勝ち抜き、本選へと駒を進めたのは、span!、銀シャリ、モンスターエンジン、ウーマンラッシュアワー、ソーセージ、ダイアン(予選通過点数順)の6組。本選の審査方法は今年から一新され、まずはA、Bの2ブロックに分かれた3組ずつが4分以内のネタで戦う1回戦を実施。各ブロックでトップに立った2組が最終決戦へと進み、最優秀賞をかけて激突する。最終決戦のネタ時間は8分。ショートネタが主流となった最近のネタ番組では異例の長さとあり、出場者の実力と技量が試される過酷な戦いとなりそうだ。

span!(水本・マコト)は「予選1位ならもう最優秀賞でもええやないか! と(笑)。でも本番でもがんばります!」と

銀シャリ(鰻・橋本)は「本番までしっかり仕上げておきたいので、今すぐここで漫才やりたい気持ち」と気合い十分

モンスターエンジン(西森・大林)は『M-1』、『KOC』決勝出場の輝かしい実績を「水陸両用"ホバークラフト"です」と豪語?

ウーマンラッシュアワー(村本・中川パラダイス)は「最近、賞レースに引っかかってきてるので今回は1位をとりたい」

予選1位通過のspan!水本は「8分のネタが勝負。これから本番までの1ヵ月、相方と話し合ってどう作るのか決めたいです」と決戦に強い意気込みを。2位の銀シャリは昨年も同大会に出場しているが最優秀賞には手が届かず、結果は次点の優秀賞だった。「僕ら、賞レースではなぜか2位が多い」とコボす橋本は「シルバーコレクターぶりがすごいので、コンビ名を"銀シャリ"から"金シャリ"にしようかな、なんて思ってるわけなんですけどね!」とお得意の"うまいこと言うトーク"で笑わせていた。

ソーセージ(山名・秋山・藤本)は唯一のコント師。山名は「携帯の待ち受け画面を"突破"の文字にしてます!」と意欲的

ダイアン(西澤・津田)は「ネタはその日の温度や湿度、会場の天井の高さを見て決めます」など終始ボケっぱなし!?

また、span!水本から「ライバル」と名指しされたモンスターエンジンも、一昨年の本選に出場しているが優秀賞。大林は「今年こそはトップを狙いたい」と意欲十分。西森は「一回戦の4分と決戦の8分、合わせて12分の漫才でテレビの前のみなさんに笑っていただいて、犯罪が減り、戦争が減る平和な状態になったところで僕が世界征服をします」となぜか壮大な野望を語るなどボケ倒し!?ダイアンは6位通過だが、8分というネタ時間については「長く延ばすぶんには全然問題ない」と余裕のコメント。西澤は「予選ではネタの制限時間が4分のところを27分やったのに奇跡的に通った」と大ボラを吹き、「今日、NHKの建物に入った途端に体が軽くなった。これは何かあるぞと(笑)」とオカルト? まで持ち出して笑いを誘いながら、本選での大逆転を誓っていた。

この日は本選の組み合わせ抽選会も行われた。決定したブロック分け、ネタ順は以下の通り。

【Aブロック】1.ソーセージ 2.ダイアン 3.モンスターエンジン

【Bブロック】1.Span! 2.銀シャリ 3.ウーマンラッシュアワー