2月20日公開の映画『コトバのない冬』の完成披露舞台挨拶が10日、東京・品川で行われ、監督を務めた渡部篤郎とキャストの高岡早紀、広田レオナが出席した。
一昨年の第21回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品された俳優・渡部篤郎の長編初監督作となる同映画。北海道の小さな町を舞台に、単調ながらそれなりに幸せな女・黒川冬沙子(高岡)と、偶然出会ったコトバの話せない男(渡部)との日々を、情感豊かに描いて海外で高い評価を得た注目作だ。
6年前の撮影開始から長い時間をかけてたの公開に「嬉しい限り。自主制作の映画で、公開を特に決めていませんでした。色々あって公開は伸びましたが、いつかは公開出来ると思ってましたね」と安堵の表情を見せた渡部。さらに「俳優さんたちの経験値に助けられ、皆さんの持っている力が十分出た作品」と自信を見せた。
主演の高岡は「ようやく公開できて嬉しく思っています」と笑みをこぼすも、「撮影した6年前に比べ、6kg太っちゃいましたが(笑)」と告白。すると広田が「私なんか9kgですよ。人としてまずいですよね?」とかぶせ、笑いを誘い「渡部さんの演出法は忘れちゃいましたが、少年みたいに可愛かったし、しっかりしている面もあった。いろんな面を見せるので、好きにならないように気をつけましたよ(笑)。結構テク持ってるな~って感じ(笑)」と渡部を絶賛していた。