経営再建中の消費者金融大手アイフルは10日、同日開催の取締役会において、大阪証券取引所に上場している同社普通株式について、上場廃止の申請を行うことを決議したと発表した。

上場廃止申請を行う理由について同社では、「大阪証券取引所における普通株式の取引高は近年極めて少なく、重複上場に伴う管理業務および管理コストの削減を図るため、同取引所への上場廃止の申請を行うことにした」としている。

上場廃止申請日は2010年2月12日の予定。大阪証券取引所に上場廃止申請書類を提出し、受理された後、所定の手続きを経て整理銘柄に指定された日から、原則1カ月後に上場廃止となる予定となっている。以後、アイフルの普通株式は、東京証券取引所の単独上場となる。