キヤノンは9日、コンパクトデジタルカメラ「IXYシリーズ」から、「IXY 400F」と「IXY 200F」を19日に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、400Fの推定市場価格は3万3,000円前後、200Fの推定市場価格は2万5,000円前後。なお、発売開始から10年目を迎える2010年から、シリーズ名を「IXY DIGITAL」から「IXY」に変更している。
IXY 400Fは、同シリーズ史上最薄の17.8mmというスリムボディを実現したコンパクトデジタルカメラ。薄くて焦点距離の短いUAレンズなどを使用し、沈胴時は11mmの厚みに収まるという、広角28mm・IS付きの光学4倍スームレンズを搭載する。また、曲線のみで構成されているボディデザインも特徴のひとつ。
そのほか、自動でストロボ発光量やシャッタースピード、ISO感度などをコントロールする「ぴったりフラッシュ」、人物の笑顔を検出して自動撮影を行う「スマイル」オートシャッター、ウインクをするとセルフタイマーが発動する「ウインクセルフタイマー」などの新機能を搭載。シーンモードには、周囲を意図的にぼかすことで撮りたい部分を立体的に浮かび上がらせる「ジオラマ風」モードと、魚眼レンズを使ったような画像が3段階の強調度合いで撮影可能な「魚眼風」モードが追加されている。
撮像素子には1,410万画素のCCDを採用。HD動画撮影やHDMI端子による出力にも対応。また、専用のウォータープルーフケース「WP-CD37」も別売される。
IXY 200Fは、「IXY DIGITAL 110IS」の後継機種に相当するベーシックモデル。広角・倍率・画素数・液晶サイズの基本機能がアップされており、広角28mm・IS付きの光学4倍スームレンズ、1,210万画素のCCD、約23万ドット / 2.7型のクリアライブ液晶IIを搭載する。