ソニーは8日、BDレコーダーの新製品「BDZ-RX105」「BDZ-RX55」「BDZ-RX35」「BDZ-RS15」の4機種を発表した。発売はBDZ-RS15のみ2月27日で、他の3機種は3月6日を予定している。価格はオープンで、市場価格は、BDZ-RX105が16万円前後、BDZ-RX55が12万円前後、BDZ-RX35が10万万円前後、BDZ-RS15が8万5,000円前後と予想される。

1TBのHDDを搭載する「BDZ-RX105」

シングルチューナーモデルの「BDZ-RS15」

新モデルは、昨年9月に発売されたBDZ-RX100/RX-50/RX30/RS10の後継モデル。BDZ-RS15は、デジタルチューナーを1基搭載したモデルで、他の3機種は2基搭載するモデル。内蔵HDDの容量は、BDZ-RX105が1TB、BDZ-RX55が500GB、BDZ-RX35とBDZ-RS15が320GBとなっており、ラインナップの構成に変化はない。

新採用された「おまかせリモコン」。他社製のテレビでも番組表ボタンなどが使えるようになった

機能面で、従来機種から大きく変化しているのが、新採用の「おまかせリモコン」。14社のテレビのリモコンコードがあらかじめ登録されており、他社のテレビと組み合わせた場合でも、操作を行うことが可能だ。同社のレコーダーに付属するリモコンでは、従来より、他社のテレビの電源のオン/オフ、入力切り替え、チャンネルのアップ/ダウン、音量調整といった基本操作は行うことができた。おまかせリモコンでは、これに加えて、数字キー、データボタン、放送波の切り替え、番組表の表示、カラーキー、カーソルキー、決定キー、戻るなどの操作を行うことが可能になっている(操作が可能なのは、パナソニック、シャープ、東芝、日立、三菱、パイオニア、ソニー製のテレビ)。操作する機器の切り替えは、リモコン上部にある「BD」「STB」「AMP」「TV」の4つの白いボタンで行う。BDは、レコーダー本体の操作、STBは、ケーブルテレビのセットトップボックスやスカパー!HDのチューナーなどの基本操作、AMPはAVアンプの操作、TVはもちろんテレビだ。STBを選択した場合、同社よりリリースされているスカパー!HDのチューナーだけでなく、他社製となるケーブルテレビのセットトップボックスも、基本的な操作は可能だ。AMPを選択した場合は、電源のオンオフや音量といった基本操作が可能となっている。なお、同社によると、従来機のユーザー向けに、リモコンのみを販売するといった計画はないとのことだ。

リモコン設定画面

また、従来は8倍までだった、デジタルハイビジョンの長時間録画が、新モデルでは10倍にまで伸ばされている。10倍のERモード (AVC 2M)を利用した場合、320GBのハードディスクを搭載するBDZ-RX35で、最大約約270時間の録画が可能だ。

なお、従来は、1TBのHDDを搭載したBDZ-RX100と500GBのHDDを搭載したBDZ-RX50のみがスカパー!HDの録画や、お出かけ転送、ソニールームリンク(DLNA)に対応していたのだが、新モデルでは、320GBのHDDを搭載するBDZ-RX35も、これらの機能に対応するようになっている。