トヨタ自動車は8日、「クラウン」のロイヤル、アスリート、ハイブリッドシリーズをマイナーチェンジして発売した。価格はロイヤルが345万円から543万円、アスリートが355万円から559万円、ハイブリッドが540万円から620万円。
今回のマイナーチェンジでは、燃費の向上と外観のデザイン変更とともに、エントリーモデルの価格を345万円に引き下げた。
燃費は「ロイヤル」シリーズと「アスリート」シリーズの2.5L(リッター)・2WD車において、エンジン・トランスミッション・オルタネーターなどの制御を改良し、燃費を従来型から0.4km/L向上させて12.4km/Lとし、エコカー減税に適応させた(50%減税)。また2.5L車は燃料をプレミアムガソリンからレギュラーガソリンへ変更している。
外観は、全車でフロントのバンパー・グリル・フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、ルーフアンテナなどのデザインを変更した。「ロイヤル」シリーズは、水平基調のフロントバンパーを採用。「アスリート」シリーズは、フロントバンパー両サイドのロアグリルを大型化し、メッキ加飾を施したリヤコンビネーションランプを採用した。「ハイブリッド」シリーズは、デザインのベースを「アスリート」シリーズから「ロイヤル」シリーズへ変更している。
内装は、木目調パネルの模様・仕上げを変更するとともに、インストルメントパネル下部を明るめの色調に変更することで、上質感を高めた。また、シルバー加飾の追加、シート表皮(ファブリック)の柄の変更なども行なわれた。
装備については、HDDナビゲーションシステムに目的地の目の前まで案内する機能や、有効期限の近づいたETCカードを挿入すると有効期限を音声案内する機能を搭載したほか、携帯型オーディオプレーヤーの接続が可能なUSB端子をコンソールボックス内に標準装備(ナビ装着車のみ)するなど、利便性を向上させた。