鳩山首相と幸夫人が手をつないで歩くシーンが昨年話題になったが、若いカップルは別にして、外出時に手をつないでいる夫婦を見かけることはあまりない気がする。妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」が昨年行った調査によると、「最近まったく(手を)つないでいない」と答えたのは38%。新婚の頃と比べ外出時にパートナーと手をつなぐことが減った」と答えたのは69%に上った。
同調査は昨年9月7日~18日に、同サイトのリサーチサービス「ベビカムVOICE」の登録会員を対象に実施した(有効サンプル数1,144)。新婚の頃と現在とを比較して、外出時に手をつなぐことが「増えた」という人はわずか2%だったのに対し、「減った」は69%。 「変わらない」が29%だった。
現在、外出時にパートナーと手をつなぐことがあるかどうかを聞いたところ、もっとも多かった回答は「最近まったくつないでいない」の38%。「たいていつなぐ」は12%、「よくつなぐ」は11%、「たまにつなぐ」は23%だった。ちなみに新婚の頃は「たいていつないでいた」(41%)、「よくつないでいた」(26%)、「たまにつないでいた」(19%)で、「まったくつないでいなかった」はわずか5%だった。
気になるのが、手をつながなくなったきっかけだが、もっとも多かった回答が「子どもが生まれてから」の74%。次は「結婚後しばらくしてから」の18%だった。理由(複数回答)をみると、「ベビーカーを押したり、子どもの手を引いたりしなければならないから」が75%。ほかでは「人前で手をつなぐことがはずかしいから」が18%、「お互いにてれくさいから」が16%などとなっている。気持ちはあっても子どもの世話や照れがあってつなげないというのが現実のようだ。