アウディ ジャパンは2日、アウディTTシリーズのトップモデルとして5気筒ターボエンジンを搭載した「TT RS クーペ」を発売する。価格は835万円。
アウディ TT RS クーペは、「R8」や「RS6」など、アウディのハイエンドスポーツモデルを手がけるquattro GmbHが開発を担当した。
新たに開発された軽量コンパクトな2.5L(リッター)の直列5気筒TFSIエンジンは、最高出力340馬力、最大トルク450Nmを発生。6速マニュアルトランスミッションとフルタイム4WDのクワトロシステムを介して伝えられる。0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)に達する。環境性能については、10・15モード燃費が10.6km/L、CO2排出量は219g/kmを実現した。
アルミニウム素材の採用により、ボディ剛性を高めながら重量を約半減(スチール比)。大面積のフロントエアインテーク、専用デザインのリヤディフューザーインサート、固定式リヤスポイラーを装備する。サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リヤが4リンク式。ブレーキはフロントに対向4ピストンキャリパーを装備する。タイヤサイズは255/35R19。また、可変ダンピングシステムの「アウディマグネティックライド」をオプション設定とした。
そのほか、LEDポジショニングランプ付きのバイキセノンヘッドライト、本革シルクナッパのシートヒーター付きフロントスポーツシート、ブースト圧計&油温計&ラップタイマー付きのDIS(ドライバーインフォメーションシステム)を装備し、バケットシートがオプションで用意される。