女優の宮崎あおいが28日、都内で行われた主演映画『ソラニン』(三木孝浩監督)の完成披露試写会に出席し、舞台挨拶を行った。
同映画は、漫画誌『週刊ヤングサンデー』に連載されていた同名漫画が原作で、バンドマンの恋人・種田(高良健吾)の死によって生きる希望を無くしたヒロインの芽衣子(宮崎あおい)が、恋人の遺した「ソラニン」という曲を自ら歌うことを決意し、新たな一歩を踏み出すという物語。
主演の宮崎は、劇中でギターの弾き語りに初挑戦。歌は苦手意識があったといい、「映画出演のお話がきたときは、迷いましたね。でも、逃げてはいけないと思い、飛び込みました」と出演オファー時の胸中を明かした。ギターも2カ月間、猛特訓し「こんなに面白いものだとは思いませんでした。ライブハウスでお客さんのいる中でのお芝居は楽しかったです。やりきったはずなんですが、こうやってみんなと会うとまたギターを触りたいなと思いました」と開眼した様子。バンドメンバーの中で唯一のプロミュージシャンで、ベース担当・加藤を演じたサンボ・マスター近藤洋一は、宮崎のギター演奏を「カッティングが男性ぽい」と話し、「初めての顔合わせの時に、会って20分もしないうちに曲を演奏してました。すでにちゃんとバンドになってましたね」と、キャストの意識の高さを物語るエピソードを披露した。バンドのドラムス担当・ビリーを演じた桐谷健太も「一番最初の演奏で"これはいったな!"と思いましたね。ウソがない状態でみんなを信じられた」と振り返っていた。
映画『ソラニン』は4月3日より全国ロードショー。
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