ソニー銀行は25日、同行が行った「外貨預金に対する意識調査」の結果を発表した。この調査は、同行外貨口座に残高のある20~49歳の男女3,674人を対象に、昨年10月に行われたもの。

「最初に始めたリスク性金融商品は何ですか? 」という設問では、「外貨預金(普通預金・定期預金含む)」が65.4%でトップ。2位に「株式」(28.8%)、3位に「投資信託」(26.5%)などが続いた。

最初に始めたリスク性金融商品は何ですか? (複数回答)

「あなたは、外貨普通預金派ですか? 外貨定期預金派ですか?」という設問では、普通預金派が46.6%、定期預金派が53.4%と回答をほぼ二分した。その理由については、普通預金派は「為替変動のリスクへの対応を優先したい」「為替変動に応じて好きなときに円に換金できる」など、定期預金派は「長期間の運用を目的としているため」「金利が比較的高い」などを挙げている。

実際、同行においては、為替情報を得やすく取引手数料の低い米ドル・ユーロの場合、普通預金残高の割合が5割を越え、比較的金利の高い豪ドル・NZドルでは定期預金の残高割合が8割を越えているという。為替差益を目指す人と、金利収入を目的とする人における、外貨預金の使いかたの違いが浮かび上がる結果となった。