TVアニメとして高い人気を誇る「魔法少女リリカルなのは」シリーズが、初の劇場作品『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』として1月23日に公開初日を迎えた。そんな中、東京・新宿の新宿ミラノ1では、出演キャストによる初日舞台挨拶が行われた。
新宿ミラノ1で行われた初日舞台挨拶には、高町なのは役の田村ゆかり、フェイト・テスタロッサ役の水樹奈々をはじめ、ユーノ・スクライア役の水橋かおり、アルフ役の桑谷夏子、クロノ・ハラオウン役の高橋美佳子、プレシア・テスタロッサ役の五十嵐麗、リニス役の浅野真澄といった豪華メンバーが登場。およそ1,000人の観客が詰め掛ける中、ステージにキャスト陣が登場すると、割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こった。ここでは、舞台挨拶において語られたメッセージを紹介しよう。
■『魔法少女リリカルなのは』が劇場版となった感想
田村ゆかり「2004年にTVアニメシリーズの第一期が放送されてから5年ちょっとを経て、もう一度演じることができてうれしかったです。こんなに大きなスクリーンで自分のキャラクター、そして、私たちのお芝居が流れるということはなかなかできる経験ではないので、皆さんもぜひぜひ応援してくれたらうれしいなと思います」
水樹奈々「まさか三作もTVアニメが続き、さらに劇場版が、こんなに大きなスクリーンで公開できるなんて思っていなかったので、本当にうれしいです。フェイトは(自分の)分身みたいな感じで、本当に大好きなキャラクターです。今回は『パワーアップリメイク』ということで、新たに追加されたシーンもあり、プレシア母さんのことが、皆さんもきっと大好きになると思いますので(笑)、ぜひ親子のシーンもご期待ください」
水橋かおり「『なのは』シリーズにはいろいろな役で、シリーズを通して出させていただいているのですが、やはりユーノ君への思い入れはすごく特別だったりします。今回ぜひ観てほしいのは、なのはの変身シーンの後のユーノ君のリアクションです。ちょっと空耳に聞こえちゃうかもしれないような一言を言っているのですが、大目に見てあげてください(笑)。なのはのことが好きな皆さんなら、きっと気持ちがわかるのではないかと思います」
桑谷夏子「私は、アニメの劇場版に出るのが初めてだったのですが、それが『なのは』という大好きな作品で、アルフという大好きなキャラクターだったので、今回舞台に立てたことをすごくうれしく思っています。これもたくさんの人が『なのは』を応援してくれたおかげだと思いますので、これからもずっとずっと『なのは』を応援してください」
高橋美佳子「男の子の役をTVアニメシリーズでやらせていただくのは、この『リリカルなのは』が初めてだったので、本当に思い入れの強い作品になっています。今回ふたたびクロノをやらせていただけるということで、アフレコのときは緊張して、かなり悪戦苦闘しました。観ていただけるとわかるのですが、とにかく圧倒されるような爆破、爆撃、爆音で、とにかくものすごい音と映像が飛び込んできますので、心の底から『なのは』の世界にどっぷりとはまって楽しんでください」
五十嵐麗「私はTVシリーズから久しぶりに『なのは』という作品に出させていただくことになったのですが、とにかくこの作品は、いろいろな絆を描いていると思うんですね。友情だったり、親子の愛情だったり、守りたい人のことだったり。そういったことが本当に深く描かれているので、実は試写会で観たときに、いろいろな思いがこみ上げてきて、うっかりと泣いてしまいました(笑)。これから、こんなに立派なスクリーンで、すばらしい作品を観られることを本当に楽しみにしていてください」
浅野真澄「リニスは、ドラマCDからこの作品に関わらせていただいているのですが、私自身が初めてアフレコをしたとき、すごくストーリーに引き込まれて、切なくて、愛情があふれていて、素敵なストーリーだと思っていたら、いろいろな人にリニスが好きですって言っていただいたんですよ。自分にとってもリニスはすごく印象的なキャラクターだったので、こうして劇場版に出演することができてすごくうれしく思っています。皆さんも、すごく楽しんでいただけると思いますので、観終ったらぜひぜひ感想なども聞かせてください」
■ファンへのメッセージ
浅野真澄「この作品がこんなに大きなスクリーンで上映できるのも、たくさんの人たちが『なのは』を応援してくれたからだと思い、私自身もすごくうれしいです。今日はぜひ、どのシーンも見逃さずに楽しんでいってください」
五十嵐麗「本当に今日は楽しんでいってください。ちょっとだけいじめちゃうけどごめんね(笑)。でも、きっとその後には何かが湧き上がってくると思います」
高橋美佳子「『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-』というゲームが発売されたのですが、皆さん買いましたか? ぜひそれを劇場の待ち時間に遊び、映画を楽しんで、その感想を私がやらせていただいている『ラジオStrikerS』のほうにぜひメールで送ってきてください(笑)。本当に劇場版はすごい迫力なので、最後まで楽しんでいってください」
桑谷夏子「皆さんも言っているとおり、涙は絶対に出ちゃうと思います。私は試写会のとき、マスカラが取れるといけないので、涙をこぼさないようにこらえていたのですが、皆さんも今から手元にハンカチを用意することをおススメします(笑)。最後まで楽しんでください」
水橋かおり「麗さんが、『ちょっといじめちゃう』とおっしゃっていましたが、ユーノ君はちょっと覗いちゃいます。でも皆さん、温かい目で見てください。その後には何かが生まれるかもしれないので(笑)。どのシーンもとても面白いので、ぜひぜひ注目してください」
水樹奈々「久しぶりに9歳のフェイトを演じたのですが、まだまだ水樹もいけるなって思いながら頑張って演じました(笑)。ずっとなのはとラブラブモードなところを演じることが多かったので、久しぶりに二人の距離を感じてしまったのですが、ここが始まりです。二人のなりそめのラブストーリーを(笑)、出会いの物語を、ぜひ皆さん楽しんでいってください」
田村ゆかり「今、二人の距離がとおっしゃられましたが、なのははずっとフェイトちゃんが好きだったんだよ!」
水樹奈々「そうですけど……。素直になれなくてごめんなさい」
田村ゆかり「そんななのはの片思いストーリー、たまに変態のフェレットにちょっかいを出されますが(笑)、最後には思いが成就します。こんなに大きなスクリーンで『なのは』が上映されることになったのも、皆さんがずっと応援してくれたからだと思います。本当に人と人との繋がりをすごく考えさせられる作品になっていますので、皆さんよろしくお願いします。今日はありがとうございました」
『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』は、新宿ミラノ、渋谷東急、シネ・リーブル池袋ほかにて現在公開中。上映劇場の詳細については、公式サイトをチェックしてほしい。
■『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』おもなスタッフ
企画・製作 / NANOHA The MOVIE 1st PROJECT◆原作・脚本 / 都築真紀◆監督 / 草川啓造◆キャラクターデザイン / 奥田泰弘◆美術監督 / 片平真司◆アニメーション制作 / セブン・アークス◆プロデューサー / 三嶋章夫、田中辰弥、清水博之
■『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』おもなキャスト
高町なのは / 田村ゆかり◆フェイト・テスタロッサ / 水樹奈々◆ユーノ・スクライア / 水橋かおり◆アルフ / 桑谷夏子◆クロノ・ハラオウン / 高橋美佳子◆プレシア・テスタロッサ / 五十嵐麗◆リニス / 浅野真澄◆リンディ・ハラオウン / 久川綾◆エイミィ・リミエッタ / 松岡由貴
(C)NANOHA The MOVIE 1st PROJECT |