「月刊ヤングマガジン」(講談社刊)に連載中の、ぢたま某氏が描く人気タイトル『kiss×sis』。オリジナルアニメーションDVD(OAD)にとどまらず、2010年4月からはTVアニメ化され、AT-Xにて放送される本作。2010年6月4日に発売されるコミックス第6巻でもOAD付き初回限定版がラインナップされるなど、2010年はさらに広がる『kiss×sis』ワールドが楽しめそうだ。
竹達彩奈と巽悠衣子が語る『kiss×sis』
そんな『kiss×sis』では、2009年11月20日に発売されたOAD付き初回限定版コミックス第5巻の発売を記念したスペシャルイベントが12月23日に開催された。そこで今回は、そのイベントを前に、住之江あこ役の竹達彩奈と住之江りこ役の巽悠衣子が語ってくれたメッセージを紹介しよう。
――まず、サンタコスチュームを着た感想をお願いします
竹達彩奈「まさか自分がサンタさんになれるとは思っていなかったので、最初に(今回のイベントで)コスプレをすると聞いたときはドキドキしたんですけど、とてもかわいい衣装だったので、すごくうれしかったです」
巽悠衣子「衣装自体はとてもかわいいのに、実際に来てみると、案外似合っていないことに大変困惑しています(笑)。でも、普段はできない格好なので、とてもうれしく思っております」
――本日のイベントでは、生アフレコなども行われますが、イベントに向けた意気込みなどを教えてください
竹達「生アフレコをするということなのですが、普段のアフレコであこちゃんを演じるときは、とってもテンションが高くなって、ちょっとアワアワしながらの収録になってしまうんですよ。そのアワアワしている姿をお客さんに見られてしまうということで、失敗しないかどうかちょっと心配なところもあります。でも、失敗しても楽しく演じられたらいいなと思っています」
巽「23日の祝日という、皆さんにとって大切な日にわざわざ集まっていただき、すごくうれしく思っております。生アフレコについては、ほかの作品なら普通にできると思うのですが、この作品をみんなの前で演じるのはちょっと恥ずかしいなっていう気持ちがありまして……」
竹達「パンツとか出てくるよ(笑)」
巽「そういうのが出てくるのでちょっとドキドキしますが、一所懸命に頑張ります!」
竹達「200名の男性の前でパンツ発言ですよ(笑)」
巽「まさかこんな機会があるとは思わなかったですね(笑)」
――今回のイベントでは歌も披露されるということですが、そのあたりの意気込みも教えてください
竹達「私たち、これまでフルコーラスを歌って、いまだに二人がちゃんと合ったことがないんですよ。絶対にどちらかが歌詞を間違えたり、振り付けを間違えたりして……」
巽「何かしら失敗があるんですよ。これまで2回歌わせていただいたのですが、2回とも完璧には歌えなかったので、今度こそ、最後まで完璧に踊り切って、歌い切ろうと思っています」
竹達「私も、三度目の正直を目指して、今日は頑張りたいと思います」
――今回のイベントはクリスマスパーティーということですが、クリスマスの思い出などがありましたら教えてください
竹達「一番覚えているのは、すごく小さい頃なんですけど、ホールケーキが冷蔵庫の中にありまして、それは蓋をパカッて上から開ける箱だったんですけど、『ケーキだ!』って思って冷蔵庫から出した瞬間、ケーキがストンと下に落ち、グッチャグチャになったケーキを見て愕然として……」
巽「思い出がそれ? 切ないね(笑)」
竹達「それでお母さんにも『何やってるの。みんなで食べるケーキなのに!』ってさんざん怒られて、泣いた記憶があります(笑)。あと、やはりクリスマスというと、私の場合はサンタさんが毎年来るのが楽しみでした」
巽「中学校一年生のときまで、サンタクロースを信じていたんですよ。友だちに『サンタさんはお父さんなんだよ』って言われても、『ちがうよ!』みたいな感じで信じ込んでいたんですけど、中学校二年生のとき、姉が"ウェディングドレス"をサンタさんに頼んじゃって、それに困った父が私たちに、『実はね、サンタはお父さんなんだよ』って、クリスマスの日に暴露されて(笑)。お父さんも相当悩んで、葛藤したんだと思うんですけど、そのときに暴露されてはじめて、『サンタさんはいなかったんだ』って……。それが一番の思い出ですね」
竹達「サンタさんはいるよ!」
巽「い、いるよね! 心の中にいるよね! 今年も来てくれるかな……」
竹達「私はまだ来ますよ(笑)。去年のクリスマスは、ハンカチが置いてありました」
――ちなみに今お二人がほしいプレゼントはありますか?
巽「これはちょっとリアルに考えちゃいますね(笑)」
竹達「私もリアルに考えちゃう(笑)」
巽「私は、ストーブがほしいです。先日ストーブを買ったのですが、全然暖かくならないんですよ。エアコンとストーブを同時につけてやっと暖かいかなっていう感じなので、もっと性能のいい、ガンガンに暖かくなる感じのストーブがほしいです。大変現実的ですいません(笑)」
竹達「私もとても現実的なものになってしまって申し訳ないのですが、カバンがほしいです。台本を2、3冊入れたり、リハーサルビデオを何本か入れたりしないといけないので、大きなカバンじゃないとダメなんですよ。でも、大きくて、かわいいカバンというのは、あまり売ってないんですよね。なので、いつもカバンを買うときはすごく悩むんですよ。たとえいいカバンを買っても、重たいものをたくさん入れるので、使っているとすぐにガタが来て、ボロボロになってしまって……。なので、カバンがほしいです。リアルすぎますね(笑)」
巽「二人とも本当にリアルすぎてかわいくない(笑)」
――来年2010年にはOADの第3話がつくコミックス第6巻が発売されるほか、4月からはAT-XでTVアニメもスタートします。そのあたりの意気込みをお聞かせください
竹達「来年6月に発売されるOADについては、まだどんな話になるのかを聞いていないのですが、どれだけ過激になるのかと、今からすごくドキドキしています。これまではOADということで、予約して購入していただいた方しか観ることができない特別なものだったわけですが、TVアニメ化されることによって、今まで以上にたくさんの方に観ていただける機会ができ、大変うれしく思っております。OADもTVアニメも、あことりこがワイワイキャッキャしながら、圭ちゃん(圭太)にアタックしていく姿を楽しみにしていただけたらと思います」
巽「OADに関しては、まだ内容はわかっていないのですが、公共の場では言えないような内容になっているということを先ほど少しだけお伺いし、ドキドキといいますか、いろいろ複雑な気持ちになっておりますが(笑)、精一杯演じさせていただこうと思っています。TVアニメ化はすごくうれしいことなのですが、TVアニメだということで気張ることなく、今までどおりのりこちゃんを精一杯演じられたらいいなと思っておりますので、皆さんどちらもよろしくお願いします」
――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします
竹達「OAD、そしてTVアニメと、これからどんどん『kiss×sis』ワールドが広がっていくので、ぜひ皆さんに観ていただけたらと思います。これからも私は、OADと変わらず、ワイワイとあこちゃんを演じていきたいと思います。来年もよろしくお願いします」
巽「ついにここまで来たかという感じで、来年は『kiss×sis』の集大成の年になるのではないかなと思っております。OADを観てくださった方にも、TVアニメを観ていただきたいですし、TVアニメで初めて観てくださる方にも楽しんでいただけるような作品になると思いますので、来年もどうぞ『kiss×sis』ワールドにお付き合いください。よろしくお願いします」
――ありがとうございました
なお、引き続き行われたイベントについては、別途レポートにてお伝えする予定だ。
OAD第3話が収録されるDVD付き初回限定版『kiss×sis』第6巻は2010年6月4日の発売予定で、価格は3,700円となっている。予約生産商品となるので、確実に入手するためには予約が必須。なお、予約の締め切りは2010年4月5日となっている。また、TVアニメ『Kiss×sis』も2010年4月よりAT-Xにて放送開始となるので、こちらもしっかりチェックしておきたい。
(C)ぢたま某・講談社/キスシス製作委員会 |