外国為替証拠金取引(FX)サービスを提供するフォレックス・トレードは21日、同社Webサイトにおいて、フィッシング詐欺などの身元詐称犯罪への対策強化として「EV SSL証明書」を23日から導入すると発表した。
「EV SSL(Extended Validation SSL)証明書」は、Webサイトの運営組織をユーザーが判別しやすくするための証明書。業界統一基準にのっとり、「企業の実在性の確認」「ドメイン名の所有権の確認」「申請責任者の権限の確認」など、「厳しい審査をクリアした企業だけに発行される信頼性・安全度の高いSSL証明書」(フォレックス・トレード)となっている。
EV SSL証明書は、従来のSSL証明書とは異なり、画面上部のアドレスバーが緑色になる点が特徴。「Internet Explorer 7(IE7)以上」「Mozilla Firefox3以上」利用のユーザーがフォレックス・トレードのWebサイトにアクセスすると、アドレスバーの色が緑色に変化し、「Webサイトを運営している組織名」と、「その証明書を発行した認証局名」が表示されるなど、「視覚的にWebサイトの安全性を一目で確認することができる」(同社)。
その他のブラウザでは、アドレスバーが緑色に変化するなどのEV SSL証明書特有の機能は利用できないが、従来のSSL証明書と同様に実在認証と暗号化通信が行なわれ、暗号化接続を表す「鍵マーク」のみ表示される。