現在公開中の映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』のヒットを記念し、20日に東京・有楽町で「のだめファン大感謝祭」舞台挨拶が行われ、主演の上野樹里、玉木宏らが登壇した。

上野樹里(左)と玉木宏

本作は12月19日の公開から30日間で270万人を動員し、興行収入も32億円を突破。熱狂的ファンに迎えられた上野は、「ありがとうございます! 後編もこの勢いで皆さんに応援していただけたら嬉しい」と挨拶。しかしMCのフジテレビ・軽部真一アナウンサーから大ヒットの感想を聞かれると、「ランキング番組を見たら2位に入っていたんですよ。ずっと2位でいられるのも、リピーターになって見て下さるお客さんのおかげです」となぜか「2位」を連発。軽部の「見事にずっと2位ですよね(笑)。『ワン~』や『ア~』のつく映画がずっと上にいるんですが、おそらく史上最強の"2位映画"では」というフォロー(?)に、会場から笑いと拍手が同時に起きていた。

上野と玉木は「号外」ティッシュを観客に投げながら登場。会場は一気に興奮の渦に

今月14日に誕生日を迎えた玉木は、「30歳になりました。20代後半は『のだめ』から始まって、この映画で締めくくることができました」と報告。その後の観客との質疑応答では、「玉木さんはライブもやっていますが、どの曲が一番好きですか?」と場違いな質問をされてしまい、「『のだめ』のことを話してくれよ!(笑)」と苦笑いする一幕も。ちなみに本作で使用された曲では、チャイコフスキーの「序曲:1812年」がお気に入りという。

上野は本作を何回見たか聞かれ、「4回か5回くらい。たぶん皆さんには負けてると思います…」

続いて「作品を通して学んだことは?」との質問に、武内英樹監督が「天然の女優さんの扱い方」と答えると観客も大爆笑。「でも私にしか使えないかも……」と上野が返すと、「せっかく取り扱いを覚えたので、また活用させてください」と、監督から次回作へのオファーとも受け取れる発言が。上野も「やったー!」と笑顔を見せていた。

『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は、全国東宝系にて現在公開中。4月17日には後編が公開される。