JR東日本は18日、みどりの窓口などで販売している割引きっぷの一部を廃止またはリニューアルすると発表した。インターネット予約サービスやモバイルSuicaの普及により利用が減ったためとのこと。
販売を終了する商品は次の通り。「東京・青森回数券」「仙台・三沢回数券」「東京・三沢回数券」「青森・弘前回数券」の各きっぷは2月28日で販売終了。「土日きっぷ」は3月28日、「ぐるり北海道フリーきっぷ」は3月27日、「久慈・東京2WAY フリーきっぷ」は3月25日、「庄内・東京フリーきっぷ」は3月28日、「新幹線都区内・りんかいフリーきっぷ」は3月11日で販売終了となる。「定期券用特急自由席回数券」は2月28日の販売分で終了し、高崎線と常磐線については定期券以外の乗車券でも利用可能な特急料金回数券を設定する。
さらに「えちご往復きっぷ」「北陸往復きっぷ」は有効期間が3月31日までの販売、周遊きっぷのゾーン券のうち、「田沢湖・十和田湖」「山寺・松島」「福島・蔵王」についても有効期間が3月31日までの販売となる。
回数券タイプのきっぷについては、利用の少ない区間について販売を終了する。対象となる区間は「新幹線回数券・新幹線自由席回数券」の103区間のうち64区間、「定期券用新幹線自由席回数券」の34区間のうち22区間、在来線特急用回数券は北陸方面・中央本線方面・常磐線方面・房総方面など22区間。
なお販売終了する「土日きっぷ」の後継商品として、新たに「ウィークエンドパス」を設定し、3月29日から年9月25日まで販売する。利用期間は4月から9月までの土日祝日のうち、5月1日から2日、8月14日から15日を除いた連続する2日間。価格は大人8,500円、小児2,500円。フリー乗降区間は「土日きっぷ」の範囲に加えて会津鉄道の西若松 - 会津田島間も利用できる。また、東海道新幹線を除く新幹線と在来線特急は別途特急券を購入すれば乗車可能。
同社によると、廃止される区間、新規設定される商品の詳細については、駅のポスター、パンフレット、ホームページ、JR時刻表にて告知するとのこと。