半導体製造の米GLOBALFOUNDRIESが13日(現地時間)、同半導体製造を手がけるシンガポールのChartered Semiconductorと業務統合し、GLOBALFOUNDRIESの社名のもと業務を開始したと発表した。フルサービスの半導体ファウンダリ会社として市場のリーダーシップを競っていくと表明している。

今回の統合により、GLOBALFOUNDRIESでは2014年までに300mmウェハ換算で年間160万枚の生産が可能になるとしている。これは200mmウェハ換算では年間580万枚で、統合前のGLOBALFOUNDRIESのウェハ生産枚数は、同200ウェハ換算では220万枚であった。

GLOBALFOUNDRIESは、2009年3月に、米AMDとアブダビの政府系投資会社Advansed Technology Investment(ATIC)の共同出資によって設立された。Chartered Semiconductorも、昨年、ATICによる出資を受けている。なお、統合後の総収入は20億ドルを超えるとされ、半導体受託製造の企業としては、台湾のTSMCに次ぐトップクラスの事業規模も視野に入ると考えられる。