結婚しても、パートナーとのコミュニケーションは重要。愛情が伝わるとっておきのひとことで、夫婦円満を心がけたいものだ。「いい夫婦の日をすすめる会」(名誉会長・桂文珍)が昨年11月に発表した「2009年いい夫婦の日」アンケート調査によると、夫婦間で愛情を感じることばとしてもっとも多かったのは「感謝の言葉」(約4割)で、「愛情の言葉」(約3割)より多かった。具体的なことばでは「ありがとう」がトップ。
同調査は昨年11月22日の「いい夫婦の日」を前に、全国の男女既婚者400人を対象にインターネット調査で実施。「あなたが最も愛情を感じる言葉」を聞いたところ、全体でもっとも多かったのは37.8%の人が挙げた「感謝の言葉」。次いで「愛情の言葉」(32.3%)だった。特に女性では「感謝の言葉」が42.0%と、男性の33.5%を超えており、女性の方が「感謝の言葉」に"弱い"傾向があるようだ。
具体的なことばをみると「ありがとう」(110人)がダントツで一位。次は「愛してる」(28人)だった。そのほかで多かったのは「いつもありがとう」、「おつかれさま」「信頼してるから/信じています」など。日本人は欧米人と比べ、直接的な愛情表現が苦手ともいわれている。無理に「愛している」というよりは、「ありがとう」と日頃の感謝の気持ちを伝えた方が夫婦円満には効果的といえそうだ。
また、同調査では、夫婦の会話時間についても調査。平日は「30分~1時間」が29.3%、「1時間~2時間未満」(25.5%)で1時間前後が平均的。一方、休日では「2時間以上」が46.1%と、平日の22.3%の2倍以上となった。休日は夫婦のコミュニケーションを図る上で重要な役割を果たしているようだ。