ソニーは18日、13.3型ワイド液晶を搭載したセミモバイル「VAIO S」の2010年春モデルを発表した。CPUにIntel Core i3を採用しMobile WiMAXモジュールを内蔵するといった進化を遂げている。発売日は1月23日を予定しており、店頭予想価格は約150,000円となる。
高いモビリティを持った高性能なマシンを低価格で提供する、というテーマの元に作られた製品で、Intelの最新CPUや、Mobile WiMAXといった先進の技術が投入されている。また、HDDプロテクションのヘッド退避を従来比で140~280%高速化したため落下距離が10~15cmでも退避可能になった。そのうえ、ヘッド退避をBIOS制御にしたことで、OSの起動途中や休止状態移行時などにも退避が行われるようになっている。さらに、タッチパッドは指をパッド上で回転させることでスクロールを行ったり、2本指までのマルチタッチに対応する。
主な仕様としては、CPUがIntel Core i3-330M(2.13GHz)でチップセットはMobile Intel HM55 Express。メモリは4GBでHDDは500GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA HDを採用し、13.3型ワイド液晶の解像度は1,366×768ドット。OSは64bit版Windows 7 Home Premium。
その他の機能としては、USB 2.0×3、D-Sub15ピン、HDMI出力、i.Link、メモリースティックスロット、SDメモリーカードスロット、ExpressCard/34スロット、FeliCaポー、指紋センサ、31万画素Webカメラ、Bluetooth、IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、10/100/1000BASE-T有線LANなどを装備する。
サイズは約W329×D228.5×H27.6~31.5mmで、重量は約2kg。バッテリ駆動時間は約5時間となる。
VAIO・OWNER・MADEモデル
ソニーが運営するソニースタイルでは、各種スペックやカラーをカスタマイズしたモデルが購入できる。
スペック面ではCPUにIntel Core i7-620M(2.66GHz)を、ストレージにSSDを選択するといったことが可能になっている。
さらに、VAIO・OWNER・MADEにおいてのみ、カラーバリエーションを展開する。バリエーションは、店頭モデルのブラックに加えて、ピンク、ブラック&シルバー、シルバー、ホワイト、グリーンとなる。