ソニーは18日、15.4型ワイドのビジネスA4モバイルノート「VAIO BZ」シリーズの進化形モデルとして「VAIO B」を発表した。CPUにCore i5を標準搭載するなどスペックアップが図られている。発売日は1月23日を予定しており、店頭予想価格は約200,000円となる。

VAIO B

大きな進化点としては、CPUがIntel Core i5になったことやHDMI出力の搭載、バッテリライフの強化、素材にプラスチック再生材を使用していることが挙げられる。防滴試験、衝撃試験、一点加圧試験などをクリアする堅牢性の高いタフなボディは前モデルから引き継いでいる。

セキュリティ機能も充実しており、HDDのデータを暗号化するTPMセキュリティチップ、パワーオン時、ハードディスク、Windowsログインの3重のパスワード、本体の盗難をガードするセキュリティロックを装備する。

主な仕様としては、CPUがIntel Core i5-520M(2.40GHz)でチップセットがMobile Intel HM55 Express。メモリは4GBでHDDは500GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel HDを採用し、15.4型ワイド液晶の解像度は1,440×900ドットとなる。OSは64bit版Windows 7 Professional。

その他の機能としてはUSB 2.0×3、D-Sub、HDMI出力、メモリースティックスロット、SDメモリーカードスロット、ExpressCard/34スロット、指紋センサ、31万画素Webカメラ、Bluetooth、IEEE802.11b/g/n無線LAN、10/100/1000BASE-T有線LANなどを備える。

サイズは約W362.4×D266.8×H29.8～37.7mmで、重量は約2.7kg。バッテリ駆動時間は、約5.5時間。

また、ビジネスパーソナルモデルとして、CPUをIntel Core i7-620M(2.66GHz)に、HDDを320GBに、OSをWindows XP(Windows 7 Professionalからのダウングレード)に変更したモデルもラインナップする。

VAIO・OWNER・MADEモデル

ソニーが運営するソニースタイルでは、法人向けモデルや各種スペックをカスタマイズしたモデルが購入できる。

CPUをCore i7-620M(2.66GHz)に変更したり、メモリの増減、ストレージにSSDを採用、光学ドライブにBlu-ray Discを搭載するといったことが可能。そのほか、液晶バックライトをLEDか蛍光管かの選択もできる。