「スターチャイルド」レーベルの歴代ヒット曲をノリノリのダンスナンバーにリミックスした「スタ☆リミ STARCHILD REMIX COLLECTION」が2009年12月23日にリリースされた。そこで今回は、発売日前日となる12月22日に開催されたリリース記念発表会の模様をお伝えしよう。

2009年12月23日にリリースされた「スタ☆リミ」

発表会ではまず、「スタ☆リミ」のディレクターを務めた林玄規氏が登場し、「この手の商品は世の中にたくさん出ているので、スターチャイルドレコードだからできることを極めたかった」と企画のコンセプトを解説。オリジナルのボーカルが使用されているあたりは、まさにスターチャイルドならではといったところで、ファンにもうれしいポイントといえそうだ。そんな中、ボーナストラックに収録されている「残酷な天使のテーゼ」については、あえてオリジナルボーカルではなく、若手声優の安済知佳と目澤希世乃を起用。声優として今後が楽しみな二人にハードルの高い楽曲を歌わせることで、「これからの若い世代がさらに盛り上げてくれれば」との期待を語った。

リミックスについては、「幅広く受け入れられるよう、元の楽曲にあわせるといった程度のベースラインは指定しつつも、基本的にはアレンジャーの手腕にまかせました」と語る林氏。そんな中でも「人として軸がぶれている」は、「なるほど、こう来ましたか」という出来になっているほか、「Shangri-La」などは、angelaに「好きに遊んでもらっていいです」といった許可を得た上で、「遊び要素満点の仕上がりになっています」と自信を覗かせた。

スウ役の安済知佳(右)とリン役の目澤希世乃(左)

林氏に続いては、「スタ☆リミ」のイメージキャラクターである「スウ」役の安済知佳と「リン」役の目澤希世乃が登場し、50回近くの練習を重ねたという「残酷な天使のテーゼ」をダンスを交えて披露。人前で歌うことにあまり慣れていないという二人だが、息のあった歌とダンスで、ステージを堂々と務め上げた。

最初に「残酷な天使のテーゼ」をカバーするという話を聞いたときは、「何かの間違いか、名前の似ている別の曲だと思った」という安済。「コーラスか何かの間違いだと思った」と語る目澤は、「レコーディングが終わってから2~3週間後にイメージキャラクターに決まったと聞いてさらに驚きました」とのことで、「スタ☆リミ」に関しては、まさに驚きの連続であったことを明かした。12月30日には東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット77のスターチャイルドブースで、あらためて歌とダンスを披露してくれた。

発表会会場で歌とダンスを披露

発表会の最後には、「『スタ☆リミ』には素敵な曲が15曲もリミックスされ、詰まっておりますので、ぜひぜひいろいろなシーンで聴いていただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでください」(安済)、「スタチャの歴史を彩る数々の名曲が入っている、マックスラブリーなアルバムですので、家でも職場でもクルマの中でも、いつでもそばに置いてほしいです。そして、私たちもできればそばに置いてください(笑)」(目澤)というファンへのメッセージを残し、発表会の幕を閉じた。

こちらはコミケ77での様子

タイトル スタ☆リミ STARCHILD REMIX COLLECTION
収録曲 全15曲
発売日 2009年12月23日 (発売中) 品番 KICA-3108
価格 2,300円
発売元 キングレコード