キヤノンは15日、「wordtank」シリーズの電子辞書「V330」を発表した。発売は20日を予定している。価格はオープンで、市場価格は3万円前後と予想される。また、シンプルなコンパクトタイプの電子辞書「IDP-700G」「IDP-610J」「IDP-610E」「IDP-610C」「IDP-610K」も同時発表。IDP-610Kを除く4製品は20日発売予定(IDP-610Kは3月下旬発売予定)。価格は、IDP-700Gが7,000円、IDP-610シリーズは5,000円となっている。

英辞郎やユメタンなどのコンテンツを収録する英語学習モデルの電子辞書「wordtank V330」

V330は、英語学習に重点を置いた電子辞書。大きな特徴となっているのが、電子辞書として初めて、英和データベース「英辞郎」を収録した点。収録されているのは、項目数が約170万のVer.116(2009年4月23日版)。また、反復学習でボキャブラリーを増やす「ユメタン」シリーズの「ゆめをかなえる英単語 ユメタン1~3」も電子辞書として初収録する。そのほかにも、4種類の英和辞典や、和英辞典、英英辞典などが収録されており、ユーザーのレベルに合わせて使い分けることが可能だ。

IDP-700G/610シリーズは、学習向けの製品というよりは、わからない単語などを引くためのシンプルな製品。収録されている辞書は、IDP-700Gが国語辞典/漢字字典/四字熟語字典/英和辞典/和英辞典/英会話辞典。IDP-610シリーズはさらに目的ごとに分かれており、IDP-610Jは日本語用で、収録されているのは国語辞典/漢字字典/四字熟語字典、IDP-610Eは英語用で、収録されているのは英和辞典/和英辞典/英会話辞典、IDP-610Cは中国語用で日中英辞典が収録され、IDP-610Kは韓国語用で日韓英辞典が収録されている。

シンプルモデルの「IDP-700G」。国語や英語の基本的な辞書が収録される

IDP-610シリーズは、日本語、英語、中国語、韓国語など、製品によって、限定されたコンテンツが収録される