日本AMDは、モバイル向けで世界初というDirectX 11対応GPU製品群、「ATI Mobility Radeon Premiumグラフィックス」を発表した。シリーズラインナップは「ATI Mobility Radeon HD 5800シリーズ」、「同HD 5700シリーズ」、「同HD 5600シリーズ」、「同HD 5400シリーズ」。
これらATI Mobility Radeon HD 5000シリーズでは、電力効率に優れるという40nmベースの製造プロセスを採用し、同社同世代のデスクトップ向けGPUと同様に、マルチディスプレイ技術「ATI Eyefinity」や、GPGPU技術「ATI Stream」を利用することができる。再生支援機能は1080p以上へのアップスケールや、デュアル1080pデコーディングが可能な「UVD2」。プラットフォーム非依存のグラフィックス切り替え技術も備える。
なお、演算性能はATI Mobility Radeon HD 5870が1.12TFLOPS、ATI Mobility Radeon HD 5850が1TFLOPS。同社のベンチマークテストによると、ATI Mobility Radeon HD 5870の3DMark Vantageスコアは6568であるとされ、これは、これまでのモバイル向けグラフィックスチップによるスコアの中では最高の数値だという。