2010年1月10日よりテレビ東京ほかにて放送開始となったTVアニメ『はなまる幼稚園』。その放送に先駆けて、2009年12月26日、東京カルチャーカルチャーにて、「はなまるなクリスマスパーティー」が開催された。
会場には、複製原画やアニメキャラクター設定画などが展示されたほか、TVアニメ『はなまる幼稚園』の第一話Aパートの先行上映が行われるなど、盛りだくさんの内容となっていたが、やはり注目はキャストやスタッフによるトークショー。まず最初は、小梅役のMAKOと土田先生役の日野聡がステージに登場した。
作品の印象について、「すごく純粋な園児たちと向き合うことで、自分の心が少しずつ浄化されました(笑)」と語る日野に対して、MAKOは「園児の役をやっているうちに、自分もどんどんそういう気分になって、だんだん頭が幼くなっていきました(笑)」とともに自虐的なコメントで会場の笑いを誘う。アフレコ現場は女性キャストが多く、「和気藹々として女子校みたいな雰囲気」というMAKOだったが、それゆえに非常に気を使い、「男性陣は収録スタジオの外に出たりしていました(笑)」という日野は、「ジェネレーションギャップも多いので、現場では余計なことを言わず、同年代の男性キャストと端のほうで固まっていました(笑)」と、収録中のエピソードを明かした。
そのほか、娘、あるいは嫁にするならどのキャラクターがよいかと聞かれ、MAKOが「山本先生」と答えたのに対し、「(山本先生は)天然さんなのか、計算しているのかが最後の最後までわからなかった」という日野。「真剣にシミュレーションしていますね」という司会のツッコミに対して、「もちろんじゃないですか!」と力強く答えるシーンも見られた。
そのほか、作中および現実での"兄妹"話や幼稚園時代の思い出、さらにはオープニングテーマ/エンディングテーマなど、イベントならではの裏話などで盛り上がったメインキャスト陣によるトークショーに続いては、『はなまる幼稚園』のマスコットキャラクター(?)、「ぱんだねこ」がステージに現れ、来場者と一緒に「ぱんだねこ体操」を行った。なお、ぱんだねこ体操の振り付けは、公式サイトにてムービーが公開されているので、そちらもチェックしてほしい。
「ぱんだねこ体操」に続いては、ふたたびトークショー。今度は、小梅役のMAKOとともに、監督を務めた水島精二氏が登場した。『鋼の錬金術師』や『機動戦士ガンダム00』などを手掛けた水島監督だが、「よもや、こんなにほんわかした作品をやることになるとは思わなかった」と語り、「(水島努監督と)間違えているのではないかと思った」と、依頼を受けたときの感想を述べた。ただ、コメディは嫌いではないということで、「実際にやってみたら、僕の引き出しの中にも、かわいいものがいくらかあったみたいです(笑)」。
また、若い声優が多く、現場のリーダーがいないと思い、「個人的に頼みやすい」という理由で川代先生役の若林直美に「ちょっと盛り上げて」とムチャ振りをしたという水島監督。最終的には若林が本当に現場のリーダーのようになっていたとのことだが、アフレコ現場は多いときで20人近くの女性キャストがいたため、水島監督自身も「ブースに入ったときは、ちょっとビビりました」と苦笑いを浮かべた。
トークに続いては、サイン入りポスターなどのプレゼントを賭けたジャンケン大会。ステージには、水島監督やMAKOのほか、原作者である勇人氏が登場し、会場に集まったファンとの熱いジャンケンが繰り広げられた。ジャンケン大会の後、TVアニメ『はなまる幼稚園』の第一話Aパートが先行上映され、イベントは大盛り上がりのうちに終了した。
TVアニメ『はなまる幼稚園』は、2010年1月10日(日)より、テレビ東京ほかにて放送が開始している。詳しい放送情報については、公式サイトをチェックしてほしい。
(C)勇人/スクウェアエニックス・はなまる幼稚園保護者会 |