オリンパスイメージングは14日、「防水・防塵」「耐衝撃」「耐低温」の 3大タフ性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「μTOUGH(ミュー タフ)」シリーズより、1280×720pixelのハイビジョンサイズで動画撮影が行える「μ-TOUGH-3000」を2月中旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。

「μ-TOUGH-3000」。カラーはブルーとピンクの2色を展開

同製品は、水深3mの防水設計となっており水中撮影も可能。水の中でも簡単かつキレイな撮影を可能にする「水中スナップ」も装備する。砂やホコリの侵入も防ぐ防塵設計でもあり、汚れた手で触れたり海辺での使用にも対応する。さらに、1.5mの耐衝撃構造に加えて表面素材は耐傷性を実現し、退色を防ぐUVコートも採用。マイナス10度でも動作する耐低温設計のため、あらゆる環境で撮影を楽しめるとのこと。

別売のシリコンカメラジャケット「CSCH-73」(2,520円)も用意されており、表面を傷から守るとともに、グリップ性能が向上してスポーツシーンなどでもしっかりと持つことが可能となる。

シリコンカメラジャケット「CSCH-73」を装着した場合

また、1280×720pixelのハイビジョンサイズでMPEG-4 AVC / H.246形式の動画撮影に対応。1回につき最長で29分の撮影が行え、ファイルサイズは4GBまで。本体にHDMI端子が装備されており、録画した動画をハイビジョンテレビなどに出力することもできる。

レンズには28mmワイド光学3.6倍ズームレンズユニット、撮像素子には有効画素数1,200万の1/2.33型CCDを搭載。デジタル一眼レフ用に開発された画像処理エンジン「TruePicⅢ」が採用され、ノイズや偽色の低減、淡い色やナチュラルな色の再現、豊かな階調表現を実現するという。

「μ-TOUGH-3000」の背面

CCDシフト方式手ぶれ補正機構と高感度撮影を併せることで手ぶれや被写体ぶれを軽減させる「DUAL IS」、内蔵メモリーに記録した写真を日付や場所、人物の情報などから検索できる「フォトサーフィン」、自動でシーンを判別して最適な設定を行う「おまかせ♪iAUTO」などの機能も持つ。

このほか主な仕様として、5倍のデジタルズーム(光学ズームと合わせて最大約18倍)、23万ドットの2.7型TFTカラー液晶搭載、焦点距離は28~102mm(35mm換算)、開放F値はF3.5~F5.1、感度はAUTO / 高感度AUTO / ISO 64~1600、記録メディアは1GBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカードに対応する。本体サイズは95.9(W)mm×65(H)mm×23.4(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重さは159g。