ソニーは8日、高画質撮影・低ノイズ化を実現した"Exmor(エクスモア)"CMOSセンサー搭載の、セキュリティ市場向けHD出力対応ネットワークカメラ「SNC-CH140」(屋内ボックス型)と、同「SNC-DH140」(屋内ドーム型)を20日に発売すると発表した。価格は、SNC-CH140が16万8,000円、SNC-DH140がが17万8,500円。
いずれの機種も、高速信号読み出し可能な"Exmor"CMOSセンサーの特徴を活かした「View-DR(ビューディーアール)」機能を搭載。同機能は、1フレーム内にシャッタースピードが異なる4枚の画像を合成し、同時に明暗部コントラスト補正機能を組み合わせて、同一画面内の明部 / 暗部の明るさを個別に最適化するというもの。これにより、屋内から屋外を撮影するような逆光状態でも人物の顔や車のナンバープレートを見ることができたり、夜間や暗い室内など低照度時の撮影にも対応するという。
そのほか、映像内の動きによって3次元と2次元のノイズリダクションを使い分ける「エクセレントダイナミックノイズリダクション(XDNR)」機能や、フォーカスの自動調整を行う「Easy Focus(イージーフォーカス)」機能、カメラ本体のボタンやWebブラウザからの操作でズーム倍率を変更できる「Easy Zoom(イージーズーム)」機能などを搭載する。
出力は、720pのHD出力に対応しており、1280×720ピクセルの高精細映像を最大30フレーム / 秒で撮影可能。映像圧縮方式は、 JPEG / MPEG-4 / H.264をサポートし、用途に応じた映像圧縮方式を選択できる。