楽天証券が発表する投資動向考察「個人投資家サーベイ 楽天DI」では、個人投資家を対象に今年一年の相場動向を聞いた「新春特大アンケート」の結果を発表した。
それによると、2010年の日経平均株価最安値が2009年(7,021.28円)を下回ると思うか訊ねたところ「思う」が14.18%、「思わない」が85.82%という結果になった。2010年の相場推移イメージについては「強気相場」「弱気相場」がほぼ1/4ずつであるのに対し、一定の範囲内で上下を繰り返す「ボックス相場」という回答が半数近くに達した。同社では「下値不安はないものの、ほとんど上値を期待していない」様子が見られると分析している。
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また、2010年の年末大納会における日経平均株価の予想については、「1万円台」を筆頭に1万2,000円台までがボリュームゾーンとなっており、2009年大納会の終値(10,546.44円)とほぼ同じ水準か、上がっても1割程度と予想されていることがわかる。
2010年の年末大納会の日経平均株価の予想について、あなたのご意見に一番近いものをお聞かせください |
一方で投資収益については、2009年より上げることができると「思う」という回答が54.43%で過半数を占めている。しかし、積極的なリスクを取ることについては43.07%が「2009年と同程度」と回答。今年は特に大きなチャレンジを行わずに、ボックス市場の中でうまく収益チャンスを捉えることができると考えている人が多いようだ。
あなたの投資戦略において、2010年は、2009年よりも投資収益をあげることができると思いますか |