楽天トラベルは6日、年末年始(12月28日~1月3日)の「高速バス予約」の送客実績を発表した。
今年の年末年始の高速バス送客実績は、全国合計で前年同期比31.2%増と好調に推移。一般的に年末年始の高速バスの利用目的は「帰省」とされており、今年は地方路線の中でも長距離路線が好調だったことから、同社では「帰省の交通手段の一つとして高速バスの利用が一層拡大してきていることがうかがえた」としている。
路線別では、首都圏(東京・横浜・東京ディズニーリゾート等)-京阪神(京都・大阪・神戸)が21.7%増、首都圏-名古屋が30.0%増。また、地方路線では首都圏-秋田県(秋田・大館・能代など)が204.1%増(約3倍)、首都圏-山形県(山形・鶴岡・酒田など)が128.6%増(約2.3倍)と大幅増となっている。
同社では、地方路線が大きく伸長した背景には、「従来よりも快適に乗車できる3列シートの高級系高速バスが認知されてきていることや、昨今の不況により安価な交通手段として高速バスに人気が集まったと考えられる」としている。