米国Eye-Fi Inc.は、インターナショナルCES(米国・ラスベガス)において、次世代Eye-Fiカードの製品化第一弾として、「8GB Eye-Fi Pro X2(8ギガバイト アイファイ プロ エックス・ツー)」を発表した。

「8GB Eye-Fi Pro X2」。国内では今春の発売を予定している

8GB Eye-Fi Pro X2は、新開発「X2 engine(エックス・ツー エンジン)」を搭載し、無線メモリーカードとしての性能を向上。ストレージ容量の増加、Class6相当のデータ読み書き速度の改善のほか、無線電波の到達距離および送信速度もアップさせている。また、RAW画像の無線転送、ジオタグ(地図情報)やアドホック通信、オープンなWi-Fiネットワークへの自動接続機能などにも対応する。

さらに、8GB Eye-Fi Pro X2独自の新機能として、「エンドレスモード」(転送済み画像の自動削除機能)を搭載予定。同モードでは、送信済みの写真や動画ファイルをカード内から自動的に削除することができる。

このほか、ソフトウェア側の新機能として、これまでWEBブラウザ上で実行されていた管理ツール「Eye-Fi Manager」をデスクトップアプリケーション「Eye-Fi Center(アイファイ センター)」に統合。これにより、Eye-Fiを使って転送したファイルを別のサービスに再送信したり、PC内にある画像をEye-Fiと同じようにオンラインサービスに送信することが可能となる。なお、Eye-Fi Centerは既存のEye-Fiユーザーにもダウンロードで無償配布される予定。

Eye-Fi Inc.のCEOである、Jef Holove(ジェフ ホロブ)氏は「カメラとの互換性を高め、今まで以上に便利になった機能と、実質的には無制限のメモリーとして扱える今回の『X2 engine』技術の採用により、ユーザーは容量を気にせずたくさんの思い出を記録することが可能になります」と話している。