キヤノンは6日、一眼レフカメラEOSシリーズ用交換レンズの新モデルとして、高性能望遠ズームレンズ「EF70-200mm F2.8L IS II USM」を発表。発売は3月上旬を予定しており、価格は30万円(ケース・フード付き、税別)。
EF70-200mm F2.8L IS II USMは、2001年9月に発売された「EF70-200mm F2.8L IS USM」の後継機種。新たに蛍石1枚を採用するとともに、UDレンズ(特殊低分散ガラス)を1枚追加して5枚とし、色収差の発生を極小に抑えながら、ズーム全域において高解像で高コントラストな描写を可能としている。
また、シャッタースピード換算で従来製品から1段分向上した約4段分の手ブレ補正機構を搭載したほか、ズーム全域での最短焦点距離を1.4mから1.2mに短縮している。
さらに、剛性の高いボディ構造の採用などにより耐久性を向上。マウント、スイッチ、フォーカスリングなどに防塵・防滴構造を採用し、ホコリや水分の侵入を抑えるという。
レンズ構成は19群23枚、絞り羽根枚数は8枚(円形絞り)、画角(水平・垂直・対角線)は29°~10°・19°30'~7°・34°~12°、最小絞りはF32、最大撮影倍率は0.21倍(200mm時)。サイズはフィルター径77mm、最大径×長さはφ88.8mm×199mm、質量は1,490g。