年頭のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。新春を迎え、皆様におかれましては健やかに新年を迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。本年も「弥生シリーズ」をよろしくお願いいたします。
一昨年の社長就任より、一貫して「原点回帰」を掲げ、従前よりご支持を頂戴している中小企業や個人事業主のお客様のために何ができるかを全社員と共に考え、「製品」と「サービス」の両面での強化を進めてまいりました。そうした中で市場に投入した「弥生 09 シリーズ」と、お客様の視点に立って新たに開始した「弥生の福利厚生サービス」、「仕訳相談サービス」などの新サービスは市場における弥生のプレゼンスを高め、多くのお客様のご支持をいただいた結果、マーケットシェアの向上につながりました。
厳しい経済情勢が続いており、先行きを楽観視できる状況にはありませんが、こうした時だからこそ、お客様である、中小企業、個人事業主の皆様が「あんしん」して業務に注力できる環境作りをサポートしてまいります。そのために、本年度は「愚直な実践」の年として、これらの取り組みの一層の進化、充実を目指して、社員一同邁進してまいります。
(1) 製品・サービスのさらなる強化
中小企業、個人事業主、そして起業家のニーズに応えるべく、製品のさらなる強化を実施します。高い品質の追求はもちろんのこと、ユーザー視点に立った使いやすさを追求し、「かんたん、やさしい」、そして「あんしん」をお客様に提供してまいります。サービス面では「無料導入サポート」の期間の延長や、入門セミナーの全国開催などにより、お客様の疑問や不安を払拭して、確実に製品を導入し、活用して頂くことを目指します。一方、有償サポートの「あんしん保守サポート」では弥生製品の保守のみならず、「ハードディスクデータ復旧保険」によるお客様のデータ保全や、他社ソフトを含むPC関連のサポートなどを行うことで、お客様が本来の業務に注力できる環境を整えるとともに、付加価値の高いさらなる新サービスの提供にも取り組んでまいります。
(2) 市場拡大に向けた努力
昨年は、特定非営利活動法人 ETIC. (エティック)との協業による「弥生起業会計塾」の開催や、横浜市創業支援・成長促進事業の横浜ベンチャーポートが主催する「社長1年生のためのお金にまつわる講座」、および「横浜ビジネスグランプリ 2010」への協力など、様々な起業家向けイベントに参画してまいりました。今年も、地方自治体や起業家支援団体との協業などを通じ、次代の日本を元気にする起業家を支援し、同時に市場を拡大するための取り組みを、一層推し進めてまいります。
今年の干支、寅(とら)には「伸びる」という意味があるそうです。昨年度、丑(うし)のあいだに開始した取り組みや新たなサービスは、いままさに芽吹き始めています。これらの芽が、ぐんぐんと伸び、弥生のみならず、業界全体、ひいては日本全体の活性化につながる一年となるよう、祈念いたします。
末筆となりましたが、皆様にとって本年が素晴らしい年となりますようお祈り申し上げるとともに、引き続き弥生株式会社をご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。