2009年5月にアイ・ビー・エス・ジャパンから発売された「REDFLY Mobile Companion C8N」(以下、REDFLY)は、Windows Mobile 5.0/6/6.1搭載スマートフォン、およびBlackBerry Bold用の外付けモニター兼キーボードと言える製品。スマートフォンのディスプレイ表示をそのまま、REDFLYのモニターに表示させ、キーボードで操作することができる。対応端末は、こちらで確認可能だ。
今回、REDFLYの使い勝手をウィルコムのスマートフォン「Advanced/W-ZERO3」で試してみたので、前編、後編の2回に分けてお届けする。今回はREDFLYの外観と主な仕様について紹介しよう。
「REDFLY Mobile Companion C8N」(Celio製)。米国の製品だが国内向け製品はアイ・ビー・エス・ジャパンが正規代理店として販売を行っている。希望小売価格は31,290円。本体のほかACアダプタが同梱する |
REDFLYの外観と主な仕様
本体の寸法・重量は、W228×D152×H25mm・約900gで、ASUS製のEee PCファーストモデル「Eee PC 4G-X」とほぼ同等のサイズとなっている。
ディスプレイサイズは8インチ(800×480ドット)で、タッチ操作は非対応。背面の外部接続用のパネルに設置されたVGAポートの出力解像度は800×600ドットとなる。
インタフェースは、USBポートが2つ、メディアポートが1つ搭載されている。USBポートは外付けのマウスやキーボードに対応。USBフラッシュメモリーを接続した場合はスマートフォン側でマスストレージとして認識される。メディアポートはNTSC/PAL規格のビデオを再生するためのポート。別売の専用ケーブル「REDFLY Media Cable(CRF-MC1)」を接続すれば、iPod Touchなどに保存した動画ファイルを再生できる(iPod TouchからのNTSC変換ケーブルは別途必要)。ただし、音声出力には対応していないため、音声を出すためには別途スピーカーとなる出力装置を接続する必要がある。このほか、Bluetooth 2.0 EDR(Bluetooth 1.0、2.0互換)にも対応する。
バッテリーの駆動時間は約8時間。接続デバイスに給電することも可能となっており、その場合駆動時間は変動する。
REDFLYはタッチパネル非搭載となるため、入力操作はキーボードとタッチパッドで行う。キーボードは日本語の表示はないが、基本的には一般的なPCと同様に扱うことができる。しかし、通常のキーボードとは記号などの細かなキーアサインが異なるため、操作には慣れが必要だろう。また、「F3(LEFT)」キーと「F11(RIGHT)」キーがスマートフォンの左右のソフトキーに対応するなど、スマートフォンの操作に合わせたキーアサインも用意されている。
スマートフォンをREDFLYと接続してみる
次に、スマートフォンとREDFLYの接続方法を紹介する。REDFLYを利用するには、スマートフォン側にREDFLYのドライバをインストールしておく必要がある。ドライバはCelioのインストールページもしくは、アイ・ビー・エス・ジャパンのダウロードページで無料配布されている。
後編ではUSBケーブルおよびBluetoothでの接続を行い、画面表示や操作性などを紹介する。
【携帯小物】バックナンバー
携帯小物では、便利なものからちょっと変わったおもしろグッズまで、さまざまなモバイル関連アクセサリー(周辺機器)を紹介しています。モバイルライフをもっと快適に、もっと楽しくしたい! そんな方はバックナンバーもチェックしてみて下さい。
(2106bpm/K-MAX)