EMCOM証券は4日、同社が提供する「みんなのFX」において、ロスカットルールなど取引ルールの一部を25日から変更すると発表した。

今回の変更は、金融先物取引業協会が2009年12月11日に発表した、『外国為替証拠金取引に係るロスカット取引に関するガイドライン』に対応するためのもの。ロスカット取引とは、ポジションを決済した場合に顧客に生ずることとなる損失の額が、顧客との間であらかじめ約した計算方法により算出される額に達する場合に、顧客のポジションに対して業者などが強制的に行う決済取引を指す。

「みんなのFX」における変更前のロスカットルールは、「証拠金維持率が70%を下回った場合、建玉を強制的に決済する」というものだが、変更後は、「証拠金維持率が100%を下回った場合、建玉を強制的に決済する」となる。

また、ロスカットの警告ラインとなる証拠金維持率である「アラートライン」についても、100%から130%に変更する。