三洋電機は25日、「eneloop universe products(エネループ ユニバースプロダクツ)」の新製品として、音楽機器用バッテリー「eneloop music booster(エネループ ミュージックブースター : KBC-9VS)」を2010年3月4日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は1万円前後。
同製品は、エフェクターやアンプ、グラフィックイコライザ-、マルチトラックレコーダーなど、直流9Vで駆動する音楽機器用のバッテリー。コンセントのない場所で音楽機器を使用できるほか、周辺の電気機器からノイズの影響を受けない、という利点を持つ。また、高容量リチウムイオン電池と昇圧回路を搭載し、容量がなくなる直前まで一定の電圧をキープするため、9V角形乾電池よりも安定した出力を長時間持続することが可能。
本体には、出力のオン / オフを切り替える電源スイッチを搭載。2つの出力端子が用意されているため、9V入力仕様の音楽機器2系統を同時に接続できるほか、バッテリーの状態を3段階で知らせる電池残量表示も付いている。
使用時間の目安としては、アナログエフェクター(消費電流約10mA)が約50時間、シンセサイザー(消費電流約300mA)が約7時間、電子ドラム(消費電流約1000mA)が約2時間。本体サイズは、65(W)mm×120(H)mm×42(D)mmで、重量は約280g。