2009年最後のツアーは"ひろゆき&メガネ"で熱狂! - ニコニコ大会議 in 福岡

"ひろゆき&夏野"の全国行脚。ニコニコ動画ユーザーにはおなじみのこの二人が、九州・福岡にやってくる! クリスマス直前の12月23日に開催された『ニコニコ大会議 2009～2010 ニコニコ動画(9) 全国ツアー in 福岡』は年内最後のツアー地。ライブ会場「DRUM LOGOS」には約350人が詰めかけ、特別ゲストたちと大いに盛り上がった。

いさじ兄貴の「やらないか」で始まってしまった福岡ツアーも、冒頭は「どこかの雪国から謝罪メッセージを述べる夏野剛」の映像でちょっとしたブーイング。西村博之(ひろゆき)氏のとなりにいるはずの夏野氏は、家族サービスで欠席だそう。その代役を、ニコ動ユーザーにはおなじみの通称・メガネこと奥井晶久氏が務めた。一瞬漂った期待ハズレ感……だが、それは単なる杞憂に。"ひろゆき&メガネ"のやりとりはリズム良く進み、「黒字化担当(＝夏野)の役割をちゃんと果たしてる!」(ひろゆき氏)。

全国ツアー恒例となっている地区別ニコ動ユーザー数の公表では、福岡県が約44万5千人で九州地区最大の勢力、プレミアム会員率も4.3%でトップだった。他県は、佐賀(約5万5千人/3.5%)、長崎(約8万8千人/3.6％)、熊本(約12万2千人/3.7％)、大分(約8万2千人/3.9％)、宮崎(約7万2千人/3.7％)、鹿児島(約10万2千人/3.4％)、沖縄(約10万7千人/2.6％)。

家庭的な悪魔と人気ミュージシャンが熱狂ライブ!

ひろゆき氏がニコニコ動画(9)の新機能(後述)についてトークする中、「本物の燻製を食べたことはあるか!?」と来場者の間を縫って登場したのがDark=Kochang(ダーク コーチャン)。悪魔風メイクで懇切丁寧に燻製の作り方をレクチャーするというシュールな動画を作成しているユーザーだ。「魔王」の前掛け姿で現れ、極上ベーコンを調理。飢えた客を刺激するだけ刺激しておあずけ……という悪魔的な性格を見せる一方、「閣下」と崇めた客にはベーコンを分け与えるなど、やはり悪魔的な客転がしを見せつけた。年末の「コミックマーケット77」では「悪魔の燻製講座」のDVDを販売するとのこと。ただ、会場ではほとんどDVDのことには触れず、熊本名物の馬刺しで作った燻製をひろゆきにプレゼントして舞台袖に消えていった。

続いて、ニコ動の人気バンド[Mint]によるライブ。米バークリー音楽大学の留学を終えて帰国したばかりの[TEST](ギター)、紅い流星(キーボード)、地味侍(ベース)、ショボン(ドラム)の4人が「情熱大陸」で圧巻のパフォーマンスを見せると、続く「カンタレラ」を福岡出身のボーカリスト・プリコを迎えて披露した。さらにこのメンバーにDark=Kochang、踊り子・みろうを加えて、「ミラクルペイント」(OSTER_project)や「ジングルベル」も演奏、エンディングまでアンコールを含めて会場を魅了した。ちなみに、トークのノリもいいこのメンバー。プリコからの振りで[TEST]が「magnet」(流星P)の"歌ってみた"を披露したりと、演奏以外でも観客を楽しませた。

ユーザー生放送にもタイムシフト機能

本ツアーでは、開催地ごとにニコニコ動画(9)の新機能を発表している。福岡での追加機能は以下のとおり。

「ユーザー生放送」と「チャンネル生放送」において、番組終了後でも視聴できるタイムシフト機能が利用可能になった。対象となるのは放送終了翌日から7日以内の番組。プレミアム会員はいつでも検索して視聴できるが、一般会員は事前予約が必要だ(番組開始30分前まで)。タイムシフト予約が多い番組をチェックできるランキングも提供される。

"凸待ち"設定のユーザー生放送をランダムに紹介する「ニコ生クルーズ」も追加。新着動画を冒頭30秒間隔で回す「世界の新着動画」の生放送バージョンといえる。ニコ生クルーズでは、20秒間隔で回して視聴継続の判断を視聴者に委ねる。同コーナーに取り上げられる場合は、事前に生主(放送者)に告知がなされるとのこと。出番が来たら「物まねとかやってもらえれば(笑)」(ひろゆき氏)。

このほか、「ニコニコ静画」のモバイル対応、NTTドコモ端末におけるiモーション対応などが発表された。

次回開催地は大阪

ニコニコ大会議 2009～2010 ニコニコ動画(9) 全国ツアーは第4回福岡で折り返し。残す開催地は、近畿・大阪(2010年1月10日)、名古屋(1月11日)、北海道(1月30日)、広島(2月6日)となっている(ところで、関東ではやらないのだろうか)。北海道以降は募集ページで受け付け中なので、生"ひろゆき&夏野"を見たい! というニコ動ユーザーはぜひ応募してみよう。