23日に全国公開される映画『アバター』のジャパンプレミアが21日、東京・六本木の六本木ヒルズにて行われ、本作のジェームズ・キャメロン監督が登場。また、日本人ゲストとして、滝川クリステルをはじめとする多数の芸能人が参加した。
この日のジャパンプレミアで用意されたのは、レッドカーペットならぬ、『アバター』のイメージカラーにあわせた"ブルー"カーペット。日本人ゲストとして参加した滝川クリステル(写真中央)はエレガントなドレス姿で登場 |
本作は、キャメロン監督が構想に14年、製作に4年もの歳月を費やしたという最新作。地球から遠く離れた、神秘的な自然が広がる衛星「パンドラ」を舞台とした壮大なSF超大作だ。人類とパンドラの先住民との2つの文明の衝突を描きながら、希望や自然との共生といったメッセージを盛り込んでおり、革新的な3D撮影技術に加え、感動的でせつないストーリーも話題となっている。
キャメロン監督の代表作『タイタニック』の大ファンという滝川は、同作の3D映像について、「私にとって、映画の概念を覆されたような作品。本当に、別世界に誘ってもらったような気分で、その中に入り込んでしまいました」と絶賛。また、「何度か泣きました。うるっとくるところが4、5回ありました」と、撮影技術だけでなく、ストーリーの素晴らしさも強調した。
キャメロン監督は妻のスージー・エイミス夫人とプロデューサーのジョン・ランドーとともに登場。まずは取材陣に向かい、「コンニチハー」と日本語で挨拶し、そして、「12年前、東京で『タイタニック』の世界プレミアをここで行い、大変な歓迎を受けたことがハートに焼き付いている。また来れて大変嬉しい」と、12年前の来日時に思いを馳せた。また、「『アバター』は、別世界へ皆さんを旅にお連れする映画。アクションやビジュアルの壮大さだけでなく、ハートを動かすものがあります。年齢、男女を問わず、見ていただけるすばらしい映画です」と、同作への自信を見せた。
この日の舞台挨拶は、大阪に3D映像での生放送が行われた。東京・大阪両会場に向けて、キャメロン監督は「私とジョンが、4年半の旅をして作り上げた作品です。この映画を見て、パンドラへ旅をしてください」と同作をアピール。また、舞台挨拶にもゲストとして登壇した滝川は、「14年前に脚本を作り上げられた時に、地球温暖化の問題などを盛り込まれていたというところに驚きを感じました。絆というか、命の繋がりというものをすごく感じさせていただきました。本当にすばらしかったです」と、監督に直接感動を伝えた。「本当に素晴らしい批評をいただきました」と、キャメロン監督は喜びに表情を綻ばせた。