東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)は21日、JR東海の「TOICA」の電子マネーサービス開始に合わせ、JR東日本の「Suica」、JR西日本の「ICOCA」との電子マネー相互利用を、2010年3月13日に開始すると発表した。
「TOICA」と「Suica」、「ICOCA」は、すでに2008年3月からIC乗車券としての相互利用を実施しているが、今回の電子マネーの相互利用により、「TOICA」利用のユーザーにとっては東海圏に加えて首都圏・近畿圏などで、「Suica」「ICOCA」利用のユーザーにとっては東海圏で、電子マネーを利用できる店舗が拡大することになる。
三大都市圏において、鉄道での利用に加えて、ショッピングなどの決済シーンでも1枚のICカードをシームレスに利用できるようになり、「顧客の利便性は大きく向上するものと期待している」(3社)としている。