東京スター銀行は、借換え専用で繰り返し使える預金連動型「スターワンバンクローン」の販売開始に伴い、預貯金と借入れに関するアンケート調査を実施した。同調査は11月30日~12月1日、25~59歳の有職者・専業主婦を対象にインターネット調査を行ったもので、計600名から有効回答を得た。
2009年における預貯金の増減を尋ねたところ、2008年より「減った(減る見込み)」と答えた人は全体の約半数(48.7%)にも上った。反対に、「増えた(増える見込み)」は14.8%にとどまり、不景気で預貯金を切り崩す人が多くいる実態が窺える。
回答者自身と配偶者を含む「世帯」に対して、2009年冬のボーナスが出たかどうかについて質問すると、4.7%が「出た」、46.6%が「まだ出ていないが出る予定」と回答。一方、「出た・出る予定」は51.3%(308人)だった。「ボーナス制度はあるが、今冬は出ない」とした人も5.8%いた。
ボーナスが出た・出る予定の人を対象に、2008年とボーナス金額を比較してもらったところ、「増えた(増える見込み)」はわずか9.4%であったのに対し、「減った(減る見込み)」は56.5%と大幅に上回るなど、「ボーナスが出なくなった・減った人が多数いる状況が顕著に表れた結果」(同社)となったとしている。
今冬のボーナスが出た・出る予定と回答した人のうち、「預金・貯金をする」と答えた人は20代で75.9%、30代で66.7%が非常に高く、逆に40代(44.6%)、50代(45.1%)では半数を割る結果に。「将来の不安に備えて、若年層が収入を貯蓄にまわす傾向が高い傾向にあるようだ。
不景気でもお金を貯め込んでいそうな若手の「倹約芸人」イメージでは、有効回答の61.5%にあたる230票が「オードリー」を指名した。倹約家イメージの圧倒的支持の理由としては、「テレビで節約家なのが知れ渡っているから(39歳男性・埼玉県)」「春日の倹約家ぶりはテレビでも紹介されているから(26歳男性・東京都)」「春日は貯金が趣味と公言している。今売れているので、収入は多いはず。(54歳女性・東京都)」など、売れっ子ぶりと対照的に倹約家としての言動が浸透しているようだ。2位(26票)は「たむらけんじ」で、「事業も成功したし、今は結構貯めこんでると思います。(29歳女性・神奈川県)」など、芸人というより事業家としての成功にスポットを当てた回答が集まった。3位(25票)の「エドはるみ」は、「人気が一過性であることを頭の良い彼女は知っていて貯めていると思うから。(40歳男性・東京都)」など、遅咲き芸人である苦労と堅実さのイメージから選ばれたという。
反対に、不景気でも収入以上にお金を使ってしまいそうな若手の「散財芸人」イメージでは、1位「狩野英孝」(61票)、2位「渡辺直美」(29票)、3位「たむらけんじ」(27票)と続いた。「狩野英孝」を選んだ理由は、「贅沢をしそうな雰囲気なので(57歳女性・東京都)」「見栄を張っていそう(27歳女性・神奈川県)」など、見た目から来るイメージが先行していたことが窺えたとしている。