みずほ証券は18日、ジェイコム(現ジェイコムホールディングス)の株式の誤発注に関連して、2009年12月4日に東京地裁で言い渡された東京証券取引所に対する損害賠償請求訴訟の判決に対し、控訴することを決定したと発表した。

各社報道によると、みずほ証券はジェイコム株の誤発注をめぐり、東証に対し約415億円の損害賠償を請求。東京地裁の12月4日の判決では、賠償対象の損害額を約150億円と算定し、東証とみずほ証券の過失割合を7対3として、東証に約107億円の賠償の支払いを命じた。

みずほ証券では18日、この判決に関し、控訴するか否かについて検討を重ねた結果、「判決の内容を受け入れるのは難しく、改めて控訴審において当社の考えを主張・立証し、東京高等裁判所の判断を求めることが必要ではないかとの結論にいたった」とし、控訴することを決定したと発表した。