東日本旅客鉄道(JR東日本)は17日、同日開催の取締役会において、同社のクレジットカード事業に関して有する権利と義務を、ビューカード(VC)に2010年2月1日に承継させる吸収分割契約を締結することを決定したと発表した。

ビューカードは、JR東日本100%出資の連結子会社。クレジットカード事業に関する分割の方式は、JR東日本を分割会社とし、VCを承継会社とする簡易吸収分割となる。

JR東日本は、1993年にクレジットカード事業を開始して以来、外部企業との提携カードやSuica一体型カードの発行などのサービスの提供により拡大してきた。だが、近年のクレジットカード事業に関する規制強化などの事業環境の変化に対応、収益力と競争力をさらに高めるため、「機動的な事業運営体制を構築し経営管理を強化することを目的として、クレジットカード事業を子会社へ承継させることとした」(JR東日本)としている。